「次に10倍になる株はどれか」――株式投資をしている人なら、一度は考えたことがあるはずです。2026年の日本株市場では、日経平均株価が6万円台後半まで上昇し、古河電気工業やキオクシアホールディングスのように時価総額数千億円以上の大型株までもがテンバガーを達成しました。では、2027年に向けて「次のテンバガー」はどこから生まれるのでしょうか。
本記事では、2026年10月時点で公表されている開示情報・報道をもとに、2027年のテンバガー候補となる日本株8銘柄を予想します。単なる銘柄リストではなく、「なぜその銘柄なのか」「どんなリスクがあるのか」「自分で候補を探すにはどうすればよいのか」まで、初心者から中級者の方にもわかるよう丁寧に解説します。
この記事の結論
✓ 2027年のテンバガーは「AIインフラ」「蓄電池・電力」「防衛テック」「宇宙」「量子・自動運転」の5テーマから生まれる可能性が高い
✓ 注目候補はデータセクション、PowerX、テラドローン、ティアフォー、アストロスケールHD、QPSホールディングス、フィックスターズ、日本マイクロニクスの8銘柄
✓ グロース市場上場企業のうち上場後10倍以上に成長したのは約5%。テンバガー狙いは「分散」「少額」「長期」が鉄則
テンバガーとは?2026年に起きた「大型株テンバガー」の衝撃
テンバガーの意味と語源
テンバガー(Tenbagger)とは、株価が購入時の10倍以上に値上がりした銘柄、またはそうなる可能性を秘めた銘柄のことです。米国の著名ファンドマネジャー、ピーター・リンチ氏が著書の中で使ったことで広まった言葉で、もともとは野球で「10塁打」を意味するスラングに由来するといわれています。
テンバガーは決して夢物語ではありません。2014年から2025年までの日本株市場を振り返ると、テンバガーが一銘柄も誕生しなかった年はなかったと指摘されています。毎年どこかで10倍株は生まれており、問題は「それを上昇前に見つけられるかどうか」にあります。
古河電工は約1年で16倍、キオクシアは初値から約37倍
従来、テンバガーといえば時価総額1,000億円以下の小型株から生まれるものというのが常識でした。しかし2026年は、その常識が大きく覆った年になりました。
PayPay証券の解説によると、電線大手の古河電気工業(5801)は2025年4月の安値3,647円から、2026年5月14日には上場来高値60,150円まで上昇し、約1年で16倍超となりました。上昇前の時価総額は約3,600億円と、小型株とはいえない規模です。また、2024年12月に上場したキオクシアホールディングス(285A)は、初値1,440円に対して2026年5月に53,490円の上場来高値をつけ、約37倍という驚異的な上昇を記録しています。
どちらにも共通しているのは、「AI・データセンター需要」という巨大な潮流のど真ん中にいたことです。つまり、テンバガーを生むのは企業規模よりも「時代のテーマにどれだけ深く乗っているか」だということが、改めて証明されたといえます。
それでも10倍株は「20社に1社」という現実
一方で、冷静なデータも押さえておく必要があります。金融庁が2026年5月に公表した資料では、2004年7月から2024年末までに旧マザーズ・グロース市場に上場した企業812社のうち、上場時から時価総額が10倍以上になったのは42社、割合にして約5%にとどまります。逆に、上場時の時価総額を下回っている企業は全体の約45%にのぼり、時価総額成長率の中央値は約1.11倍でした。
ポイント
テンバガーは毎年生まれるが、候補銘柄の大半は10倍にならない。「当たり」を1つ引けば、他の銘柄の損失を十分にカバーできる――これがテンバガー投資の基本的な考え方です。
2027年の日本株市場はどうなる?テンバガーが生まれやすい環境か
日経平均は6万9,000円台、小型株にも資金が流入
2025年10月27日に日経平均株価は初めて5万円の大台を突破し、2026年10月8日には終値ベースで6万9,293円をつけるなど、日本株は歴史的な高値圏にあります。背景には、積極財政を掲げる高市政権への期待、AI関連株の世界的な上昇、そして東証のPBR改革に代表される「日本企業の稼ぐ力」の改善があります。
注目したいのは小型株の動きです。フィデリティ投信のレポートによると、2026年前半の小型株のリターンは2001年以降で2番目に高い水準となり、2027年にかけても高い業績成長が予想されているとされています。大型株の上昇が一巡すると、出遅れた中小型株に資金が向かうのは相場の典型的なパターンです。
グロース市場は「2020年以来」の盛り上がり
長らく低迷していた東証グロース市場にも変化が見られます。松井証券の解説によれば、2026年8月のグロース250指数の上昇率は2020年以降で3番目の大きさとなり、外国人投資家による大型グロース株の買いが目立ちました。ただし、同じ解説では前年にも8月の上昇後に急落した経緯があると注意を促しています。実際、9月初旬には中東情勢の緊迫化を受けてグロース指数が大幅に続落する場面もありました。
まとめると、2027年に向けた日本株市場は「テンバガーが生まれる素地はあるが、値動きは荒い」環境といえます。だからこそ、テーマの強さと業績の裏付けを両方備えた銘柄を選ぶことが重要になります。
2027年にテンバガーが生まれやすい5大テーマ
過去のテンバガーの多くは、社会構造の変化や新技術の登場といった大きなトレンドに乗った企業から誕生しています。2027年に向けて特に有力と考えられるテーマは、次の5つです。
| テーマ | 追い風となる要因 | 主な候補銘柄 |
| AIインフラ | 生成AIの計算需要拡大、GPUクラウドの不足 | データセクション、日本マイクロニクス |
| 蓄電池・電力 | データセンターの電力需要、再エネの系統安定化 | PowerX |
| 防衛テック | 防衛費増額、低コスト迎撃ドローンの需要 | テラドローン |
| 宇宙 | 国の宇宙関連予算が初の1兆円超え、安全保障需要 | アストロスケールHD、QPSホールディングス |
| 量子・自動運転 | 米国の巨額投資、レベル4自動運転の社会実装 | フィックスターズ、ティアフォー |
特に宇宙分野では、2026年度当初予算と2025年度補正予算を合わせた日本政府の宇宙関連予算が1兆446億円に達し、過去10年で3倍近くに増えたと報じられています。国策として予算が継続的に投じられるテーマは、中長期で企業の受注拡大につながりやすいのが特徴です。
【2027年予想】テンバガー候補の日本株8選
ここからは、上記5テーマの中から2027年のテンバガー候補として注目したい8銘柄を紹介します。いずれも2026年10月時点の公開情報をもとにしており、株価や業績は日々変動します。投資判断の際は必ず最新の決算短信や適時開示をご確認ください。
| 銘柄(コード) | 市場 | テーマ | 注目ポイント |
| データセクション(3905) | グロース | AIインフラ | 5年総額約1,399億円の大型契約 |
| PowerX(485A) | グロース | 蓄電池 | 売上高予想400億円(前期比2.1倍) |
| テラドローン(278A) | グロース | 防衛テック | 迎撃ドローンの量産調達契約 |
| ティアフォー(593A) | グロース | 自動運転 | 2026年7月上場の自動運転OSS企業 |
| アストロスケールHD(186A) | グロース | 宇宙 | 防衛関連受注残が約4倍に |
| QPSホールディングス | グロース | 宇宙 | 小型SAR衛星のコンステレーション |
| フィックスターズ(3687) | プライム | 量子 | 高ROE・高自己資本比率の量子本命 |
| 日本マイクロニクス(6871) | プライム | AI半導体 | 生成AI向けプローブカードが好調 |
※株価はYahoo!ファイナンスに遷移します
1. データセクション(3905)|AIデータセンターで業態を大転換
データセクションは、もともとSNS分析や小売店向けの画像解析を手がけていた企業ですが、2024年の経営陣刷新を機にAIデータセンター事業へと大胆に舵を切りました。エヌビディア製の最新GPUを調達し、計算資源をクラウドサービスとして大手顧客に提供するビジネスモデルです。
2025年には、世界最大規模のクラウドサービスプロバイダーを顧客とするオーストラリア・シドニーのAIデータセンター案件で大口契約を獲得。さらに2026年9月18日には、米国のAIインフラ企業とGPUクラスター提供に関する5年間で累計約1,399億円の大型契約を締結したと発表し、同月25日には契約の効力が発生して初回デポジット約9,855万ドルを受領したと伝えられています。
既存事業の規模に比べて受注額が桁違いに大きく、計画どおりに売上計上が進めば業績の急拡大が期待できます。一方で、GPU取得には巨額の資金が必要で、新株予約権の行使などによる株式の希薄化や、顧客の集中リスクには注意が必要です。
2. PowerX(485A)|国産大型蓄電池で「電力不足時代」の主役へ
PowerXは2021年設立、2025年12月19日に東証グロース市場へ上場した、国産の大型蓄電池メーカーです。岡山県玉野市に工場を持ち、系統用蓄電所向けの蓄電システムのほか、EV充電ステーションや船舶用蓄電システムの開発も手がけています。
注目は業績の伸びです。2026年6月には、2026年12月期の売上高予想を前期比2.1倍の400億円へ上方修正しました。10月には大和ハウス工業の系統用蓄電池施設に蓄電システム「Mega Power」4台を納入するなど、大手企業との取引実績も積み上がっています。AIデータセンターの電力需要や再生可能エネルギーの普及により、電力を「貯める」技術の重要性は今後ますます高まるでしょう。
グロース市場の売買代金ランキングで上位常連となるほど個人投資家の人気が高い反面、値動きは非常に大きく、決算や受注の発表で大きく上下する点は覚えておきたいところです。
3. テラドローン(278A)|迎撃ドローンで防衛市場に本格参入
テラドローンは、測量・点検用ドローンや運航管理システムで国内外に実績を持つ企業です。2026年3月に防衛装備品市場への参入を決め、ウクライナで実戦経験を持つ迎撃ドローン企業への戦略的出資を通じて技術を取り込んできました。
2026年5月には防衛装備庁から国産ドローン300機(約1.15億円)を初めて直接受注。さらに、防衛装備庁の「迎撃ドローン早期取得プログラム」では38社の提案の中から同社の「Terra B1」が実証試験に選ばれ、試験を単独で通過して8月25日に量産調達契約を締結しました。9月頃から海上自衛隊への配備が始まると報じられています。
1発数億円とされる迎撃ミサイルに代わる低コストの防空手段として、迎撃ドローンの需要は世界的に拡大しています。国内で量産実績を持つ企業はまだ限られており、防衛装備の継続調達や海外展開が進めば、企業価値が大きく見直される可能性があります。ただし、防衛関連は政策や地政学に左右されやすく、受注の規模やタイミングが読みにくい点はリスクです。
4. ティアフォー(593A)|自動運転OSSのパイオニアが上場
ティアフォーは、自動運転システム向けのオープンソースソフトウェア「Autoware」の開発を主導してきた企業で、2026年7月22日に東証グロース市場へ上場しました。上場2日目の時点で時価総額は約788億円、売上高成長率は30%を超えるペースです。
日本では人手不足を背景に、バスやタクシー、物流分野でのレベル4自動運転の社会実装が国策として進められています。自動運転のソフトウェア基盤を押さえる企業は、車両メーカーや自治体、物流会社など幅広い顧客を持てるのが強みです。上場直後で業績はまだ赤字段階ですが、自動運転の普及が本格化する局面では、将来の成長期待が一気に株価に織り込まれるポテンシャルがあります。
5. アストロスケールホールディングス(186A)|宇宙ごみ除去の世界的リーダー
アストロスケールは、スペースデブリ(宇宙ごみ)の除去や人工衛星の寿命延長サービスを開発する企業です。宇宙空間で他の物体に安全に接近・操作する「ランデブー・近傍運用(RPO)」技術で世界トップクラスの実力を持ち、JAXA、欧州宇宙機関(ESA)、米宇宙軍などの政府機関を主要顧客としています。
業績面で目を引くのが防衛関連の受注残高で、2024年4月期末の26.8億円から2025年4月期末には104.1億円へと約4倍に増加しました。株価は2026年に入り、年初安値670円から5月27日には3,015円まで急騰した後、7月中旬には1,000円台まで調整しています。
衛星の数が急増する中、デブリ対策は国際的なルール整備とともに「義務化」が進む可能性があり、そうなれば同社のビジネス機会は大きく広がります。一方、研究開発費が先行し赤字が続いている点、株価の変動率が極めて大きい点には十分な注意が必要です。
6. QPSホールディングス(464A)|小型SAR衛星で「宇宙からの監視網」を構築
QPSは九州大学発の宇宙ベンチャーで、小型のSAR(合成開口レーダー)衛星を開発・運用しています。同社の衛星は従来型SAR衛星の約20分の1の質量、約100分の1のコストを実現しているとされ、最終的には36機の衛星網で、地球上のほぼどこでも平均約10分間隔で観測できるサービスを目指しています。
SAR衛星は夜間や悪天候でも地表を観測できるため、防災用途だけでなく安全保障分野での需要が非常に強いのが特徴です。2025年12月に持ち株会社「QPSホールディングス」として改めて上場し、上場初日1,798円から2026年5月29日には上場来高値4,485円をつけましたが、その後7月下旬には1,415円まで下落しました。テーマ性が強い分、短期の資金に振り回されやすい銘柄です。衛星の打ち上げ計画と受注の進捗を確認しながら、押し目を狙う戦略が考えられます。
7. フィックスターズ(3687)|量子コンピューター関連の「本命」
フィックスターズは、ソフトウェアの高速化技術で国内トップクラスの企業で、量子コンピューターの導入支援やクラウドサービス「Fixstars Amplify」を展開しています。2026年5月には、米国政府による量子関連企業への出資や米IBMの巨額投資計画が伝わり、株価が連日の急騰を見せました。
他の量子関連銘柄と大きく異なるのは、本業がしっかり黒字であることです。2026年9月下旬時点で時価総額は約755億円、ROE(自己資本利益率)は約26%、自己資本比率は80%を超えており、財務の健全性は抜群です。PER(株価収益率)は37倍前後と割安ではありませんが、量子コンピューターの実用化が想定より早く進めば、業績と評価の両面から株価が大きく見直される可能性があります。
8. 日本マイクロニクス(6871)|生成AI半導体の検査需要を取り込む
日本マイクロニクスは、半導体の電気的検査に使うプローブカードの大手です。生成AI向けの高性能メモリーなどの需要増を背景に大幅な増収増益が続いており、2026年5月には上半期の業績予想を上方修正、株価も同月14日に上場来高値17,500円をつけました。
2023年5月の株価が1,768円とすでにテンバガー銘柄になっており、株価は大きく上昇していますが、時価総額も中型株の水準にあるため、ここから更に10倍を達成するハードルは小型株より高いといえます。それでも、古河電工やキオクシアの例が示すとおり、AI半導体のサプライチェーンで不可欠なポジションを持つ企業は、大型化しても成長が続く限り株価が上がり続ける可能性があります。8銘柄の中では比較的「守り」の候補として位置づけたい銘柄です。
あわせて注目したい銘柄
✓ ソフトフロントHD(2321):生成AIの推論基盤「Token Factory」を2027年1月に開始予定と発表
✓ IHI(7013):ロケットシステムも手がける宇宙・防衛関連の重工大手。2027年3月期も過去最高益更新を見込む
✓ TOWA(6315):半導体の封止装置大手。2027年3月期の経常利益は前期比47%増の見通し
自分でテンバガー候補を探す5つのチェックポイント
紹介した8銘柄はあくまで一例です。テンバガーを狙うなら、自分自身で候補を見つけ、保有し続けられる根拠を持つことが何より大切です。ここでは、過去のテンバガーに共通する特徴をもとに、銘柄選びのチェックポイントを5つ紹介します。
1. 売上・利益が年20%以上伸びているか
テンバガー銘柄の最も重要な共通点は、業績の持続的な高成長です。目安として、EPS(1株当たり利益)が年20〜30%以上伸び続けている企業は有力候補になります。株価は長期的には利益に連動するため、利益が10倍近くにならなければ株価10倍の維持は難しいと考えましょう。
2. 時価総額は小さいか、成長余地は大きいか
時価総額が300億円の企業が10倍になれば3,000億円ですが、1兆円の企業が10倍になるには10兆円が必要です。基本的には時価総額が小さいほど10倍のハードルは低くなります。ただし2026年の事例のように、市場規模そのものが急拡大している分野では、大型株もテンバガーになり得ます。
3. 国策・メガトレンドに乗っているか
AI、防衛、宇宙、エネルギーなど、国が予算を投じて推進している分野は、需要が長期間続きやすい傾向があります。「その会社の製品やサービスが、5年後の社会でどれだけ必要とされているか」を想像してみることが大切です。
4. 独自の技術や参入障壁があるか
他社が簡単にまねできない技術、特許、顧客との強固な関係などは、高い利益率を長く維持するための源泉です。政府機関や世界的大企業との取引実績は、技術力を客観的に示すシグナルになります。
5. 経営者の持株比率と成長への本気度
創業者や経営陣が自社株を多く保有している企業は、株主と利害が一致しやすく、長期的な成長に向けた大胆な経営判断がしやすい傾向があります。中期経営計画の数値目標や、決算説明会での発言内容もあわせて確認しておきましょう。
テンバガー投資のリスクと注意点
テンバガー候補は大きなリターンが期待できる半面、リスクも非常に大きい投資対象です。以下の点は必ず理解したうえで投資を検討してください。
- 値動きが極めて大きい:1日で10%以上動くことも珍しくなく、数カ月で株価が半分以下になるケースもあります。
- 赤字企業が多い:先行投資段階の企業は、資金調達のための増資や新株予約権の行使で株式が希薄化する可能性があります。
- テーマの過熱と失速:話題先行で買われた銘柄は、期待がはがれると長期間低迷することがあります。
- 流動性リスク:出来高が少ない銘柄では、売りたいときに希望の価格で売れない場合があります。
- 信用規制:人気化した銘柄には増担保規制がかかり、需給が急変することがあります。
失敗しないための3つの鉄則
失敗しないための3つの鉄則
✓ 分散:テンバガー候補には資金の一部(例:投資資金全体の1〜2割程度)だけを充て、複数銘柄に分散する
✓ 少額:NISAの成長投資枠や単元未満株を活用し、まずは少額から始める
✓ 長期:テンバガーの多くは数年かけて10倍に到達する。業績が伸びている限り、短期の値動きで手放さない
よくある質問(FAQ)
Q. 2027年にテンバガーになりそうな日本株はどれですか?
A. 本記事では、AIデータセンターのデータセクション、蓄電池のPowerX、防衛ドローンのテラドローン、自動運転のティアフォー、宇宙のアストロスケールHDとQPSホールディングス、量子のフィックスターズ、AI半導体検査の日本マイクロニクスの8銘柄を候補として紹介しました。ただし、どの銘柄も10倍になることが保証されているわけではありません。
Q. テンバガーになるまでにどのくらいの期間がかかりますか?
A. 銘柄によって大きく異なりますが、一般的には3〜5年程度かけて10倍に到達するケースが多いとされます。2026年の古河電気工業のように約1年で16倍になった例もありますが、これは非常にまれなケースです。
Q. テンバガー候補はNISAで買ってもいいですか?
A. NISAの成長投資枠で個別株を購入することは可能です。値上がり益が非課税になるメリットは大きい一方、損失が出ても損益通算ができないというデメリットもあります。値動きの大きいテンバガー候補は、非課税枠の一部にとどめるなど、リスクを抑えた使い方がおすすめです。
Q. テンバガー候補はどの市場から生まれやすいですか?
A. 時価総額が小さく成長余地の大きい東証グロース市場やスタンダード市場から生まれやすい傾向があります。ただし、グロース上場企業のうち上場後に10倍以上となったのは約5%にとどまるため、市場だけで判断せず、業績とテーマの両面から銘柄を選ぶことが重要です。
Q. テンバガー候補の株を買うタイミングはいつがいいですか?
A. 一度に全額を投じるのではなく、数回に分けて購入する「時間分散」が有効です。人気化して急騰した直後は高値づかみのリスクが高いため、決算で成長が確認できたタイミングや、相場全体の調整で株価が下がった局面を狙うのが一つの考え方です。
まとめ:2027年のテンバガーは「テーマ×業績×長期保有」で狙う
2026年は、古河電気工業やキオクシアホールディングスが示したように、「時代のテーマの中心にいる企業」であれば大型株でもテンバガーになり得ることが証明された年でした。2027年に向けては、AIインフラ、蓄電池・電力、防衛テック、宇宙、量子・自動運転の5テーマが、次の10倍株を生む有力な土壌になると考えられます。
一方で、テンバガー候補の多くは10倍に届かないのも現実です。本記事で紹介した8銘柄を参考にしつつ、ご自身で業績の伸びとテーマの持続性を確認し、「分散・少額・長期」の鉄則を守って投資に向き合うことが、10倍株をつかむための一番の近道です。
免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断は自己責任で行ってください。株式投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性があります。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断で行ってください。
















