株式投資を始めたいと思ったとき、最初に直面するのが「どの証券会社を選べばいいのか?」という疑問です。証券会社によって手数料やサービスは大きく異なり、適切な選択ができるかどうかで投資成果が変わることもあります。
近年はネット証券の普及で口座開設が手軽になり、楽天証券・SBI証券・松井証券・マネックス証券といったオンライン証券が人気を集めています。一方で、野村證券・大和証券などの大手対面型証券も根強い支持があります。
この記事では、最新のデータをもとに国内でおすすめの証券会社を徹底比較し、初心者から上級者までの最適な選び方を解説します。
※本記事はプロモーションを含みます。
証券会社を選ぶ5つの基準
証券会社を比較するうえで、次の5つの観点が重要です。
- 手数料の安さ – 特に少額投資ではコスト削減が投資効率を高める。
- 商品ラインナップ – 株式・投資信託・ETF・債券・米国株・FXなど、取扱商品が多いほど柔軟な投資が可能。
- 取引ツールの利便性 – PCやスマホでの取引画面の操作性や情報提供の質。
- サポート体制 – 電話・チャット・店舗など、サポートの幅が広いほど安心。
- キャンペーン・ポイント還元 – 新規口座開設キャンペーンやポイント還元は投資コストを実質的に抑えられる。
国内主要証券会社の比較表
証券会社 | 特徴 | 手数料 | 投資信託本数 | IPO取扱 | 強み |
楽天証券 | 楽天ポイント活用可 | 安い(ただし大口は割高) | 約2,700本 | 多い | ポイント投資・楽天経済圏との相性 |
SBI証券 | 国内最大級の口座数 | 業界最安水準 | 約2,600本 | 国内最多クラス | IPO・幅広い商品ラインナップ |
松井証券 | 老舗ネット証券 | 1日50万円まで無料 | 約1,500本 | 標準 | 少額投資向き |
マネックス証券 | 米国株に強い | 国内株はやや高め | 約1,200本 | 豊富 | 海外株式・米国株ETF投資 |
野村證券 | 国内最大手 | 高め | 約1,000本 | 多い | 店舗サポート・富裕層向け |
大和証券 | 大手証券 | 高め | 約900本 | 豊富 | 対面サポート・IPO強い |
各証券会社の詳細解説
1. 楽天証券

楽天カードで投資信託の積立が可能で、楽天ポイントが貯まるのが最大の魅力。スマホアプリ「iSPEED」は初心者から上級者まで高評価を得ています。
- おすすめ投資家層:楽天経済圏利用者、投資信託積立を重視する人
2. SBI証券

国内口座数No.1であり、IPOの取扱数も圧倒的。株式・投資信託・債券・外国株式までほぼ全ての商品を網羅。
- おすすめ投資家層:幅広く投資したい人、IPOを狙う人
3. 松井証券

創業100年以上の老舗で信頼性抜群。1日50万円までの株式取引が手数料無料なので、初心者に優しい。
- おすすめ投資家層:少額投資を始めたい初心者・YouTube動画の解説も人気
4. マネックス証券

米国株の取扱銘柄数は業界最多クラス。決算情報や分析ツールも豊富で、米国市場に積極的に投資したい人に最適。
- おすすめ投資家層:米国株・海外ETFを中心に投資する人
5. 野村證券

全国に多数の支店があり、直接相談が可能。IPOの割当数も多いため、資金力がある投資家に向いています。
- おすすめ投資家層:専門家と相談したい人、富裕層
6. 大和証券

野村と並ぶ大手証券。手数料は高めですが、IPO案件が豊富で配分数も多い。
- おすすめ投資家層:IPO投資を積極的に行いたい人
証券会社の最新キャンペーン(2025年版)
- 楽天証券:口座開設+取引で最大5,000ポイント還元
- SBI証券:株式売買手数料キャッシュバックキャンペーン
- 松井証券:NISA口座開設キャンペーン実施中
- マネックス証券:米国株取引手数料キャッシュバック
- 野村證券・大和証券:IPO参加時の特典あり
キャンペーンは時期によって変動するため、公式サイトをチェックすることが大切です。
手数料シミュレーション:少額投資と大口投資で比較
例えば「株式を10万円分購入した場合」と「100万円分購入した場合」で比較すると以下のようになります。
証券会社 | 10万円取引 | 100万円取引 |
楽天証券 | 約99円 | 約1,000円前後 |
SBI証券 | 約99円 | 約1,000円前後 |
松井証券 | 0円(50万円以内無料) | 約1,000円 |
マネックス証券 | 約110円 | 約1,100円 |
野村證券 | 約1,000円以上 | 約5,000円以上 |
大和証券 | 約1,000円以上 | 約5,000円以上 |
👉 少額投資では松井証券が有利、大口投資や総合力ではSBI証券が有利です。
投資スタイル別おすすめ証券会社まとめ
- 初心者(少額で始めたい):松井証券・楽天証券
- 中級者(幅広く商品を選びたい):SBI証券・マネックス証券
- 上級者(IPO・海外投資・大口取引):SBI証券・マネックス証券・大和証券
よくある質問(FAQ)
Q1:証券会社は1つだけ口座を作ればいいですか?
→ 複数口座を使い分けるのがおすすめ。手数料・ポイント還元・IPO抽選枠などメリットが分散できます。
Q2:初心者におすすめの証券会社は?
→ 松井証券(手数料無料枠あり)や楽天証券(ポイント投資可能)が特に人気。
Q3:IPOに強い証券会社は?
→ SBI証券・大和証券・野村證券が特におすすめ。
Q4:米国株を買いたいときは?
→ マネックス証券。SBI証券も豊富なラインナップ。
まとめ:証券会社は投資スタイルで選ぶのが正解
証券会社ごとに強みは異なります。
- 楽天証券 → ポイント投資、投資信託
- SBI証券 → 総合力・IPO
- 松井証券 → 少額投資無料
- マネックス証券 → 米国株
- 野村證券・大和証券 → 対面相談・IPO
各証券会社は、新NISAやiDeCoにも対応しています。
初めて証券口座を開設される方は、少額で始められる証券会社を選び、ポイント還元やアプリの見やすさも証券会社選びのポイントです。また、慣れてきたら複数口座を開設して目的ごとに使い分けるのが賢い選択となります。