「少額から株式投資を始めたいけれど、どの銘柄を選べばいい?」そんな悩みを持つ方に向け、本記事では2026年3月時点で20万円以下から購入できる日本の優良株を20銘柄厳選しました。
2026年の株式市場は、高市政権下での財政拡張政策への期待から日経平均が5万円台を推移。金利上昇局面では銀行・金融株が見直され、高配当バリュー株にも資金が流入しやすい環境が続いています。新NISAをフル活用しながら、業種分散を意識した堅実な少額投資の参考にしてください。
2026年の株式市場と少額投資の注目ポイント
2025年には日経平均が史上最高値の5万2,000円超を記録し、2026年に入っても5万〜6万円台での推移が続いています。この環境で少額投資家が注目すべきポイントは以下の3点です。
- 金利上昇の追い風:日銀の利上げ局面で銀行・金融株の収益性が向上、高配当バリュー株が見直されやすい
- 新NISAの拡充:2026年も成長投資枠240万円・つみたて投資枠120万円が利用可能、非課税で配当・売却益を享受
- 高配当株の復権:AI・半導体株の過熱感がやや落ち着き、安定した配当収入を求めるバリュー投資家に資金シフト
特に2026年の注目テーマは「高配当・連続増配株」「内需消費関連」「防衛・インフラ」の3つ。本記事ではこれらのテーマに沿った銘柄も厳選しています。
20万円以下で買える日本株20選(一覧表)
下表は2026年3月時点の参考株価(1単元=100株)をもとに作成しています。株価は市場の変動により随時変化しますので、購入前に証券会社で最新株価を必ずご確認ください。
| No. | 銘柄名 | 証券コード | 目安株価(1単元) | 業種・セクター |
| 1 | アスタリスク | 6522 | 約100,000円 | 電気機器・RFID |
| 2 | 住友ファーマ | 4506 | 約215,000円 | 製薬・医薬品 |
| 3 | カバー株式会社 | 5253 | 約141,000円 | VTuber・エンタメ・IT |
| 4 | NTT(日本電信電話) | 9432 | 約16,000円 | 通信 |
| 5 | 日本郵政 | 6178 | 約180,000円 | 郵便・物流・金融 |
| 6 | ソフトバンク | 9434 | 約21,000円 | 通信 |
| 7 | サイバーソリューションズ | 436A | 約107,000円 | 情報通信・セキュリティ |
| 8 | シチズン時計 | 7762 | 約170,000円 | 精密機器・時計 |
| 9 | 伊藤忠商事 | 8001 | 約200,000円 | 総合商社 |
| 10 | ヤマハ発動機 | 7272 | 約110,000円 | 二輪車・機械 |
| 11 | アステリア | 3853 | 約132,000円 | 情報通信・ソフトウェア |
| 12 | QDレーザ | 6613 | 約130,000円 | 半導体レーザ・電気機器 |
| 13 | ENEOSホールディングス | 5020 | 約140,000円 | 石油・エネルギー |
| 14 | イオン | 8267 | 約190,000円 | 小売 |
| 15 | ライオン | 4912 | 約163,000円 | 消費財・日用品 |
| 16 | 木村化工機 | 6378 | 約174,000円 | 機械・化学プラント |
| 17 | 三菱HCキャピタル | 8593 | 約145,00円 | 金融サービス |
| 18 | 伊藤忠エネクス | 8133 | 約201,000円 | エネルギー・商社 |
| 19 | 丸三証券 | 8613 | 約101,000円 | 証券・金融サービス |
| 20 | 大黒屋ホールディングス | 6993 | 約15,000円 | 小売・リユース |
※ 株価はいずれも参考値です。実際の購入時は証券会社の最新情報をご確認ください。1単元は原則100株です。
各銘柄の詳細解説
※株価はYahoo!ファイナンスに遷移します
⚡ 電気機器・製薬・エンタメ(成長グロース)
① アスタリスク【6522】
バーコードリーダー・RFIDリーダー等の自動認識デバイスを開発・販売する東証グロース上場の電気機器メーカー。スマートフォンを活用して高額な専用機を代替できるソリューションが強みで、小売・物流・医療など幅広い業種のデジタル化需要を取り込んでいます。2026年3月にはRFIDセルフレジ関連の特許をNIPから譲受しストップ高を記録するなど、直近の話題性も抜群。1単元約100,000円と少額から参加できる、注目の中小型グロース株です。
② 住友ファーマ【4506】
住友化学グループの医薬品事業を担う東証プライム上場の製薬企業。2026年3月期第3四半期は売上収益が前年同期比18.6%増、営業利益が同730.0%増と驚異的な大幅増収増益を達成。北米事業の好調が業績を強力に牽引しており、PER約7倍・ROE約35%と収益性が急回復しています。1単元約216,000円と20万円を少し超えますが製薬株として、2026年の業績回復銘柄として注目度が上昇しています。
③ カバー株式会社【5253】
「ホロライブプロダクション」を運営するVTuber・バーチャルタレント事業のパイオニア。東証グロース上場で、2026年2月発表の第3四半期累計売上高は前年同期比20.2%増と大幅成長を継続。マーチャンダイジング(グッズ販売)とライセンス・タイアップ分野が特に好調で、収益構造の多様化が進んでいます。アナリストのコンセンサスは「買い」で、平均目標株価は約2,575円と現在値から大きな上昇余地が見込まれています。VTuber・エンタメ・IPビジネスの成長市場に1単元約141,000円から参加できる注目のグロース株です。
⑰ 三菱HCキャピタル【8593】
26期連続増配という驚異の実績を誇る金融サービス会社。リース・ファイナンス事業を幅広く展開し、安定した収益基盤から毎年増配を続けています。1単元約11,000円と少額で購入でき、配当利回りも約3%台と魅力的です。
📡 通信セクター(安定ディフェンシブ株)
④ NTT【9432】
日本最大の通信インフラ企業。1単元約16,000円と少額から保有でき、高配当かつ景気変動に強いディフェンシブ銘柄の代表格。新NISAでの長期保有先として個人投資家に根強い人気があります。
⑤ 日本郵政【6178】
郵便・物流・金融(ゆうちょ銀行・かんぽ生命)を傘下に持つ巨大インフラ企業。1単元約17,000円と非常に少額から購入でき、配当利回りは3〜4%台と安定。内需ディフェンシブ銘柄として景気変動に強く、NISA口座での長期保有に最適な鉄板銘柄です。
⑥ ソフトバンク【9434】
SoftBankブランドの通信事業とPayPay・LINEを中核とするデジタル経済圏を展開。配当利回りが5%前後と高水準で、高配当狙いの投資家に人気の大型株です。
🔐 情報通信・精密機器(成長×グローバル)
⑦ サイバーソリューションズ【436A】
2025年10月に東証グロースへ上場したクラウド型メールシステム・サイバーセキュリティ事業を展開する情報通信企業。「CYBERMAIL Σ」などのクラウドグループウェアと、メール無害化・情報漏洩防止などのセキュリティサービスの2本柱で構成され、ストック売上高が全体の95%と安定した収益基盤が特徴です。営業利益率は約38%と高水準で、大手金融機関を含む法人顧客への導入実績も豊富。サイバーセキュリティ需要の高まりを追い風に、2026年4月期第1四半期も増収増益を達成しています。1単元約107,000円で、成長市場に少額から参加できる注目の新興グロース株です。
⑧ シチズン時計【7762】
「CITIZEN」ブランドで世界的に知られる精密機器メーカー。腕時計と工作機械の2本柱で事業を展開し、海外売上比率が約75%のグローバル企業です。電波・ソーラー腕時計に強みを持ち、機械式時計にも注力。2026年3月期中間決算では売上高・営業利益ともに増収増益を達成し、北米市場での時計販売好調と自社EC比率の向上が利益に貢献しています。配当利回りは約2.8%で、1単元約170,000円と20万円以下で購入可能な安定した優良株です。
🌏 総合商社・二輪車(高配当・グローバル成長)
⑨ 伊藤忠商事【8001】
非資源ビジネスに強みを持つ総合商社。コンビニ事業(ファミリーマート)を核とした消費関連の収益基盤が安定しており、連続増配の実績も魅力。バフェット効果で国際的な注目度も高い銘柄です。
⑩ ヤマハ発動機【7272】
二輪車世界2位・マリン製品世界トップの総合輸送機器メーカー。インド・東南アジアなど新興国での二輪車需要拡大が業績を牽引しており、海外売上比率は約90%超のグローバル企業です。配当利回りは約4%台で、1単元約110,000円と少額から投資可能。製造業バリュー株として2026年の注目銘柄です。
💊 IT・ソフトウェア・先端技術(DX成長株)
⑪ アステリア【3853】
企業間のシステム連携を簡単に実現するノーコード・データ連携ソフトウェア「ASTERIA Warp」を主力製品とする東証プライム上場のソフトウェア企業。2026年3月期第3四半期は売上収益が前年同期比5.4%増、営業利益が同170.9%増と大幅増益を達成。DX需要を追い風にサブスクリプション型収益が拡大し、ストック売上比率が高まっています。また代表の平野洋一郎社長がステーブルコインを次の収益源として注力すると表明しており、Web3・ブロックチェーン分野への事業拡張も注目ポイントです。1単元約132,000円で購入できる成長IT銘柄です。
⑫ QDレーザ【6613】
半導体レーザ・網膜走査型レーザアイウェアを手掛ける東証グロース上場の先端技術企業。光電融合向け量子ドットレーザを製造できる世界2社のうちの1社として、AI・データセンター向け次世代光通信インフラの拡大を追い風に注目度が急上昇しています。2026年3月には台湾の研究機関との量子ドット・コムレーザ共同研究開発の基本合意を締結しストップ高を記録。売上高は前年同期比6.3%増と増収基調が続いており、成長期待の高いグロース株として少額から参加できる銘柄です。※現時点では赤字継続中のため、リスクを十分ご理解の上ご検討ください。
⑬ ENEOSホールディングス【5020】
国内最大の石油元売・エネルギー企業。ガソリン・石油化学製品から再生可能エネルギーへの事業転換を進める「エネルギートランジション」銘柄として注目されています。配当利回りは約4%前後で安定的な株主還元を継続。1単元約140,000円で少額から参加でき、エネルギー安全保障の観点から政策追い風も期待できる銘柄です。
🛒 小売・消費財・産業機械(内需×インフラ)
⑭ イオン【8267】
国内最大の小売グループ。イオンオーナーズカードによるキャッシュバック優待が個人投資家に絶大な人気を誇ります。内需消費回復の恩恵を受けやすく、2026年は賃上げによる消費拡大の追い風も期待されます。
⑮ ライオン【4912】
「ルック」「バファリン」「クリニカ」など生活に身近な日用品・医薬品を幅広く展開する東証プライム上場の消費財メーカー。2025年12月期は売上高が前期比2.2%増・営業利益が同28.1%増と増収増益を達成し、全セグメントで業績が改善しています。アジアを中心とした海外展開も加速中で、SMBC日興証券が投資判断を格上げするなどアナリスト評価も上昇傾向。配当利回りは約1.9%で、1単元約163,000円と20万円以下で購入できる安定したディフェンシブ消費財銘柄です。
⑯ 木村化工機【6378】
化学プラント・エネルギー・環境事業の3本柱を展開する東証スタンダード上場の産業機械メーカー。蒸発装置・蒸留装置・晶析装置など化学装置の設計・製作・工事を主力とし、原子力を含むエネルギー・環境分野での実績も豊富です。2026年3月には原発関連銘柄として大幅高を記録するなど市場の注目度が急上昇。直近のエンジニアリング事業ではセグメント利益が前年同期比133.0%増と大幅増益を達成しています。1単元約174,000円と20万円以下で購入でき、脱炭素・エネルギー安全保障の政策追い風を受けやすい実力銘柄です。
⚡ エネルギー・証券・リユース(高配当×バリュー)
⑱ 伊藤忠エネクス【8133】
伊藤忠商事グループのエネルギー専門商社。LPガス小売・産業用ガス・電力・自動車関連と幅広いエネルギー事業を展開し、安定した収益基盤が強みです。配当は前期同額を維持する方針で、配当利回りは約4%台と高水準。LPガス小売や産業ガス販売が好調で業績は底堅く推移しています。エネルギー安全保障・脱炭素の政策恩恵も受けやすい銘柄として注目されています。※2026年3月時点の株価は1単元約201,000円と20万円をわずかに超えています。株価変動により20万円以下になるタイミングもありますので、購入前に最新株価をご確認ください。
⑲ 丸三証券【8613】
独立系の老舗証券会社。1単元が約101,000円と少額で購入でき、配当利回りは約6.9%と全上場銘柄の中でも屈指の超高配当銘柄です。株式市場の活況を背景に売買手数料収入が拡大しており、2026年の高配当インカム投資の有力候補として個人投資家から注目を集めています。
⑳ 大黒屋ホールディングス【6993】
「大黒屋」ブランドで知られるブランド品・金券・外貨のリユース・買取事業を展開する東証スタンダード上場企業。1単元が約15,000円と少額で購入できるのが魅力。インバウンド需要の拡大やリユース市場の成長が追い風となっており、2026年3月期第3四半期は売上高が前年同期比4.4%増と増収基調が続いています。リサイクル・リユース分野への注目度が高まる中、少額から成長市場に参加できるユニークな銘柄です。
銘柄選びのポイント【2026年版】
2026年の市場環境を踏まえた銘柄選びのポイントは以下の通りです。
- 配当利回り3%以上を狙う:高市政権・金利上昇局面でバリュー株が見直されやすい
- 連続増配の実績を確認:NTT・三菱HCキャピタル(26期)・伊藤忠商事など連続増配銘柄は信頼性が高い
- 金利上昇の恩恵セクター:銀行・金融サービスは2026年も業績拡大が見込まれる
- 新NISA成長投資枠で購入:配当・売却益が非課税となり、長期保有の効果が最大化
- 業種を3〜5セクターに分散:金融・通信・商社・製薬・小売など異なるセクターへの分散でリスク軽減
5. よくある質問(FAQ)
Q1. 2026年から株式投資を始めるのに良いタイミングですか?
A. 「タイミングを計るより早く始めることが大切」というのが専門家の一般的な見解です。新NISAを活用した長期・積立・分散投資であれば、始めるタイミングに関わらず時間を味方にした資産形成が可能です。
Q2. 20万円以下でも複数銘柄に分散投資できますか?
A. はい、可能です。1単元約200,000円の伊藤忠商事や、1単元16,000円のNTTなど、少額銘柄を組み合わせることで20万円以内でも複数銘柄への分散投資ができます。
Q3. 新NISAの成長投資枠と積立投資枠はどう使い分けるべきですか?
A. 高配当株・個別株は成長投資枠(年240万円)、インデックスファンドはつみたて投資枠(年120万円)を活用するのが一般的です。本記事で紹介した個別株はすべて成長投資枠で購入可能です。
Q4. 株価はどこで確認できますか?
A. 楽天証券・SBI証券・松井証券などのネット証券アプリや、Yahoo!ファイナンス・日経電子版でリアルタイムに確認できます。SBI証券・楽天証券は口座開設・維持費が無料でNISA口座の開設も簡単です。
まとめ
本記事では2026年3月時点で20万円以下から購入できる日本株20銘柄を、金融・通信・海運・商社・製薬・小売・素材・エンタメと多彩なセクターから厳選しました。
2026年の投資環境のポイントは「金利上昇で銀行株が有利」「新NISAで高配当株を非課税保有」「連続増配銘柄で着実な増収」の3点。本記事の銘柄を参考に、業種分散を意識したポートフォリオを構築してみてください。
まだNISAなど始めていない方は最初の一歩として、自分が日常的に利用しているサービスや企業の株から始めるのがおすすめです。継続的な投資習慣こそが、資産形成の最大の近道です。
免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断は自己責任で行ってください。株式投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性があります。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断で行ってください。



















