東証グロース250 注目銘柄15選【2026年版】

東証グロース250 注目銘柄15選【2026年版】

はじめに:なぜ今グロース250に注目すべきか?

東証グロース市場250指数(グロース250)は、東京証券取引所グロース市場に上場する時価総額上位250銘柄で構成される株価指数です。かつての「東証マザーズ指数」を引き継ぐ存在として、日本の新興成長企業のバロメーターとして機能しています。

2026年現在、AI・脱炭素・宇宙ビジネス・バイオテクノロジーなど次世代産業を牽引する企業が多数グロース250に名を連ねています。本記事では、267銘柄の中から厳選した15銘柄について、それぞれのビジネスモデルや投資注目ポイントをわかりやすく解説します。

※本記事は2026年3月の情報です。最新情報は四季報やトレードアプリでご確認ください
※株価はYahoo!ファイナンスに遷移します

【141A】トライアルホールディングス(小売業)

おすすめポイント:AI×リテールテックで急成長中の小売革命児

株価約4,200円セクター小売業
PBR約4.00倍PER約1026.00倍
配当利回り0.38%  

トライアルホールディングスは、福岡を本拠地とするディスカウントスーパー「トライアル」を運営する企業です。単なるスーパーマーケットにとどまらず、AIカメラや独自のPOSシステムを活用した「リテールAI」の開発・展開でも注目を集めています。前月末比で+62.5%という驚異的な株価上昇は、国内外の機関投資家から「テクノロジー×流通」の融合モデルとして高く評価されたことが背景にあります。今後の出店拡大とAIプラットフォームの他社提供(SaaS化)がさらなる成長ドライバーとなる点に注目です。

【3723】日本ファルコム(情報・通信業)

おすすめポイント:「イース」「軌跡」シリーズで世界的人気のゲーム老舗

株価約1,920円セクター情報・通信業
PBR約1.88倍PER約21.75倍
配当利回り0.52%  

日本ファルコムは、RPG「英雄伝説」シリーズや「イース」シリーズで知られる老舗ゲーム開発会社です。近年は中国・台湾・欧米でのライセンス展開が加速しており、海外売上比率の向上が収益を押し上げています。前月末比+66.1%という大幅上昇は、新作タイトルの発売発表および海外展開の好調さが材料視されたものです。コンテンツIPのライセンスビジネスとしての側面が強まる中、割安水準のPBR(2.51倍)も投資妙味を高めています。

【4588】オンコリスバイオファーマ(医薬品)

おすすめポイント:がん治療の革命を目指すウイルス療法の先駆者

株価約2,150円セクター医薬品
PBR約15.80倍PERN/A
配当利回り0.00%  

オンコリスバイオファーマは、がん治療用ウイルス「テロメライシン」の開発を中核とするバイオベンチャーです。テロメライシンはがん細胞のみを選択的に破壊する腫瘍溶解性ウイルスであり、食道がん・肝臓がんの適応拡大に向けた臨床試験が進行中です。前月末比+56.9%の急騰は、国際学会での良好な臨床データ発表が材料となりました。開発リスクは高いものの、承認取得時の市場インパクトは計り知れず、高リスク・高リターンを好む投資家から注目されています。

【485A】パワーエックス(電気機器)

おすすめポイント:蓄電・EV充電インフラのゲームチェンジャー

株価約4,625円セクター電気機器
PBR約26.99倍PER約168.12倍
配当利回り0.00%  

パワーエックスは、大型蓄電池システムや電気自動車向け超高速充電器の開発・販売を行うスタートアップです。独自開発の「Hypercharger」は業界最高水準の充電速度を誇り、EV普及の加速に伴う需要増が期待されます。前月末比+103.6%という驚異的な上昇率は、大型受注の発表や政府のEVインフラ補助金施策との親和性が評価されたためです。脱炭素・エネルギートランジションの流れに乗る銘柄として、長期成長ストーリーに注目です。

【5537】AlbaLink(不動産業)

おすすめポイント:訳あり不動産のデジタル流通で独自市場を開拓

株価約2,830円セクター不動産業
PBR約11.52倍PER約18.50倍
配当利回りN/A  

AlbaLinkは、「訳あり不動産」(事故物件・底地・共有持分など)の買取・再生・販売に特化した不動産テック企業です。独自のデータベースとAI査定システムで業界の非効率を解消し、他社が敬遠する物件にこそビジネスチャンスを見出しています。前月末比+63.8%の上昇は、業績の大幅上方修正と独自ビジネスモデルへの市場の再評価によるものです。ニッチ市場を独占的に開拓している点が、長期的な競争優位性につながっています。

【4425】Kudan(情報・通信業)

おすすめポイント:自動運転・ロボット視覚の核心技術「3D地図AI」

株価約1,932円セクター情報・通信業
PBR約8.44倍PERN/A
配当利回り0.00%  

Kudanは、自律移動ロボットや自動運転車に不可欠な「空間認識AI(SLAM)」技術を開発する英国拠点の日本企業です。独自の人工知覚技術は、GPS信号のない屋内外でも正確な位置推定・地図生成を可能にし、世界の主要OEM・ロボットメーカーにライセンス提供しています。前月末比+46.2%の急騰は、大手自動車メーカーとの提携報道が材料となりました。自動運転・ドローン・産業ロボットと幅広い市場をターゲットとするディープテック銘柄として注目です。

【336A】ダイナミックマッププラットフォーム(情報・通信業)

おすすめポイント:自動運転の「神経系」となる高精度3D地図プラットフォーム

株価約606円セクター情報・通信業
PBR約2.21倍PERN/A
配当利回り0.00%  

ダイナミックマッププラットフォームは、自動運転に必須の「ダイナミックマップ(高精度3次元地図)」の整備・配信を行う企業です。トヨタ・Honda・日産など国内主要自動車メーカーが出資する官民一体プロジェクト由来の企業であり、日本の自動運転インフラの根幹を担う存在です。前月末比+41.5%という大幅上昇は、自動運転関連法整備の進展と新たなパートナー契約の発表が追い風となりました。インフラ型ビジネスゆえの高い参入障壁と安定収益モデルが魅力です。

【3542】ベガコーポレーション(小売業)

おすすめポイント:越境ECと国内D2Cで二刀流成長を遂げる家具・インテリア企業

株価約1,700円セクター小売業
PBR約2.60倍PER約23.70倍
配当利回り0.88%  

ベガコーポレーションは、家具・インテリアのECプラットフォーム「LOWYA」を展開する企業です。国内ECに加え、東南アジアを中心とした越境EC事業が急拡大しており、日本発D2Cブランドとしての認知度が海外で高まっています。前月末比+43.2%の急騰は、海外事業の黒字化達成と国内売上の好調が評価されたためです。PER29.17倍は成長株としては相対的に割安感があり、中期的な業績拡大への期待も高まっています。

【5532】リアルゲイト(不動産業)

おすすめポイント:インキュベーションとリノベーションで不動産の付加価値を創出

株価約2,750円セクター不動産業
PBR約4.00倍PER約21.00倍
配当利回り0.00%  

リアルゲイトは、築古ビルや遊休不動産をリノベーションして独自ブランドのシェアオフィス・コワーキングスペースとして運営する不動産ベンチャーです。ただの賃貸ではなく、入居テナント企業のビジネス成長を支援するインキュベーション型のコミュニティ形成が強みです。前月末比+28.8%の上昇は、新規物件の大型契約締結と稼働率の改善が評価されました。スタートアップエコシステムの拡大とともに需要が高まるセクターで、ユニークなポジションを確立しています。

【319A】技術承継機構(金属製品)

おすすめポイント:廃業危機の中小製造業を救う「技術継承」の新ビジネス

株価約11,680円セクター金属製品
PBR約11.34倍PERN/A
配当利回り0.00%  

技術承継機構は、後継者不在で廃業危機にある中小製造業(金属・機械加工など)を買収し、技術・雇用を守りながら事業を再生・成長させる独自モデルの企業です。日本の製造業の約半数が後継者問題を抱える中、この「技術のM&A」という市場は急速に拡大しています。前月末比+29.9%の上昇は、複数の事業承継案件の成約発表が材料となりました。社会的意義と収益性を両立させたビジネスモデルとして、機関投資家からの注目も高まっています。

【4592】サンバイオ(医薬品)

おすすめポイント:脳神経再生医療のパイオニア――「SB623」に込められた夢

株価約1,780円セクター医薬品
PBR約10.40倍PERN/A
配当利回り0.00%  

サンバイオは、外傷性脳損傷(TBI)や脳梗塞による慢性期運動機能障害の治療を目指す再生細胞薬「SB623」を開発するバイオベンチャーです。米国での第2相試験の好結果が評価された過去がある一方、開発の難易度の高さから株価は大きく変動してきました。前月末比+22.1%の上昇は、新たな適応疾患での試験開始報告が材料です。承認取得に至れば世界初のカテゴリーとなる可能性があり、超高PBR(647倍)はその期待値を体現しています。

【5253】カバー(情報・通信業)

おすすめポイント:VTuber「ホロライブ」で世界を席巻するエンタメテック企業

株価約1,330円セクター情報・通信業
PBR約4.2倍PER約15.30倍
配当利回り0.00%  

カバーは、バーチャルYouTuber(VTuber)事務所「ホロライブプロダクション」を運営する企業です。YouTube・Twitch・各種ライブ配信プラットフォームを通じて、所属タレントが英語・日本語・インドネシア語など多言語で世界中にコンテンツを発信。グローバルなファン基盤を持つ数少ない日本発エンタメ企業です。前月末比+7.5%の上昇は安定した収益拡大が評価されたもので、ライブイベント・グッズ・コラボ商品といった多角的な収益モデルが特徴です。

【215A】タイミー(サービス業)

おすすめポイント:スキマバイト市場の覇者――「すぐ働けるアプリ」の社会インフラ化

株価約1,300円セクターサービス業
PBR約8.2倍PER約47.00倍
配当利回り0.00%  

タイミーは、「1時間から働ける」スキマバイトアプリ「Timee(タイミー)」を運営するHRテック企業です。飲食・物流・小売など労働力不足に悩む業界に即戦力人材をマッチングするプラットフォームとして、登録者数・取引企業数ともに急拡大しています。短期的な株価下落(-5.9%)はあったものの、中長期では労働市場の構造変化(副業解禁・フリーランス増加)の恩恵を受け続ける企業として、成長余地は大きいと言われています。

【4308】Jストリーム(情報・通信業)

おすすめポイント:動画配信の縁の下の力持ち――PBR1倍割れの割安バリュー株

株価約354円セクター情報・通信業
PBR約0.83倍PER約16.12倍
配当利回り3.95%  

Jストリームは、動画配信・ライブストリーミングのインフラ技術(CDN)を提供するB2B企業です。企業向けウェビナー・社内研修・映像配信プラットフォームを支える重要なインフラとして、コロナ禍以降の需要拡大が続いています。注目はPBR0.95倍という解散価値割れ水準と、配当利回り3.44%という高配当です。前月末比+12.4%の上昇はあったものの依然として割安感が強く、バリュー投資家からの注目が高い「お宝銘柄」候補です。

【3989】シェアリングテクノロジー(情報・通信業)

おすすめポイント:グロース市場最高水準の配当利回り4.45%――生活インフラ系テック

株価約1,200円セクター情報・通信業
PBR約6.46倍PER約11.52倍
配当利回り4.47%  

シェアリングテクノロジーは、住宅・生活関連サービスの集客プラットフォームを運営する企業です。水道・電気・鍵・害虫駆除などの生活インフラ修理・メンテナンス業者と消費者をデジタルでつなぐマッチングサービスが主力で、繰り返し利用が生まれやすいストック型収益モデルを構築しています。特筆すべきは配当利回り4.45%というグロース市場では異例の高配当水準で、成長性と安定収益の両立を評価する投資家から注目されています。

まとめ:グロース250銘柄への投資で未来を先取りしよう

今回ご紹介した15銘柄は、AI・EV・バイオ・VTuber・不動産テック・ゲームなど、多様なセクターにまたがる成長企業です。グロース250全体で見ると、短期的な株価変動は大きいものの、革新的なビジネスモデルを持つ企業が揃っており、5〜10年単位の長期投資先として魅力的な候補が豊富です。

投資にあたっては各企業の決算短信・中期経営計画・有価証券報告書など公式情報を必ずご確認ください。また、グロース銘柄は流動性リスクや業績変動リスクが大きいため、ポートフォリオ全体のバランスを考慮した上での投資判断が重要です。

本記事が皆さまの投資情報収集に少しでもお役に立てれば幸いです。

免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断は自己責任で行ってください。株式投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性があります。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断で行ってください。

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