【2026年最新版】長期金利上昇|金利のある世界で狙うおすすめの日本株銀行銘柄10選

【2026年最新版】長期金利上昇|金利のある世界で狙うおすすめの日本株銀行銘柄10選

2026年、日本の長期金利は約30年ぶりの高水準まで上昇し、東証の業種別「銀行」指数も1996年以来の高値を更新しました。長期金利の上昇は銀行の預貸金利ざやを拡大させる追い風となり、メガバンクから地方銀行まで幅広く物色されています。

本記事では、金利上昇局面で収益改善が期待できる日本株銀行銘柄を10社厳選し、それぞれの特徴と投資判断のポイント、注意すべきリスクをわかりやすく解説します。

なぜ長期金利上昇で銀行株が注目されるのか

銀行の主な収益源は、企業や個人への貸出金利と、預金者へ支払う預金金利の差である「利ざや」です。長期金利が上昇する局面では、貸出金利が預金金利よりも先行・大幅に上昇する傾向があり、この利ざやが拡大しやすくなります。長らく続いた低金利政策下で圧迫されてきた銀行収益にとって、金利のある世界への移行は構造的な追い風といえます。

利ざや拡大の仕組み
預金金利:年0.3%(支払利息)/貸出金利:年1.5%(受取利息)の場合、差額の1.2%分が銀行の利益(利ざや)となる。長期金利が上昇すると住宅ローンや企業向け融資の基準金利にも波及し、貸出金利の引き上げにつながりやすい。

2026年の金利環境と銀行セクターの現状

日本銀行は2026年6月に政策金利を1.0%へ引き上げ、約31年ぶりの高水準となりました。10年国債利回りも約2.8%前後と上昇基調が続き、2026年7月には業種別日経平均株価の「銀行」指数が前日比2.2%高となり、1996年以来30年ぶりの高値を記録する場面もありました。

企業の中長期インフレ予想が2%を上回るなど、金融正常化を後押しする材料が増えており、市場では2026年後半にも追加利上げが実施される可能性が意識されています。

2026年の主要データ
日銀政策金利:2026年6月に1.0%へ引き上げ(約31年ぶりの水準)銀行セクター指数:2026年7月2日に前日比2.2%高、1996年以来30年ぶりの高値を記録3メガバンクの純利益:2025年4〜12月期累計で約4.2兆円、3年連続で過去最高益を更新

長期保有を前提にした投資姿勢が重要
利ざや改善効果は数年単位で徐々に業績へ反映されるため、短期の値動きに一喜一憂せず配当を受け取りながらじっくり保有する姿勢が有効。PBR1倍割れ改善要請を背景に、増配・自社株買いなど株主還元策を強化する銀行が増えている点も長期投資の魅力を高めている。

長期金利上昇でおすすめの銀行株10選

メガバンク3社と、収益基盤や地域特性に強みを持つ地方銀行7社を厳選しました。各銘柄の目安株価・PER・PBR・配当利回りは記事作成時点の相場水準に基づく概算です。最新の株価は証券会社アプリ等で必ずご確認ください。

※株価はYahoo!ファイナンスに遷移します

1. 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)

国内最大の金融グループで、銀行を中核に信託・証券・カード・資産運用まで幅広い事業を展開。

証券コード分類株価目安予想PERPBR配当利回り目安
8306メガバンク約2,000〜2,300円前後約12〜14倍約1.1〜1.3倍約3%前後

注目ポイント
国内最大級の貸出資産を持ち、長期金利上昇による利ざや拡大の恩恵が最も大きいメガバンクの筆頭格。海外事業や資産運用ビジネスの比率も高く、金利以外の収益源による下支えも期待できる。自社株買いや増配など株主還元姿勢が強く、PBR1倍超えを維持する体制が整いつつある。

2. 三井住友フィナンシャルグループ(8316)

ホールセール事業の収益力が高く、金利上昇局面での業務純益拡大が際立つメガバンク。

証券コード分類株価目安予想PERPBR配当利回り目安
8316メガバンク約5,000〜5,700円前後約13〜15倍約1.2〜1.4倍約2.8%前後

注目ポイント
法人向け(ホールセール)部門の業務純益が大きく伸長しており、金利上昇の追い風を最も業績に反映しやすい体質。AI活用やデジタル戦略による業務効率化を積極推進し、収益構造の多角化を進めている。海外事業の展開幅が広く、中長期的な成長性と金利メリットを両立しやすい銘柄。

3. みずほフィナンシャルグループ(8411)

銀行・証券・信託を一体運営する総合金融グループで、法人セクターに強みを持つ。

証券コード分類株価目安予想PERPBR配当利回り目安
8411メガバンク約4,500〜5,200円前後約11〜13倍約1.0〜1.2倍約3.3%前後

注目ポイント
商業銀行・証券・信託の三位一体経営により、金利上昇局面での資金利益と手数料収益の両建てが可能。3メガバンクの中では相対的にPBRが低めで、株主還元強化による見直し余地がある点が注目材料。国内外での資金調達・投資銀行業務など多角的な収益源を持ち、金融インフラとしての安定感がある。

4. りそなホールディングス(8308)

首都圏・関西圏を地盤に個人・中小企業向けリテール取引を強みとする都市銀行グループ。

証券コード分類株価目安予想PERPBR配当利回り目安
8308都市銀行約1,100〜1,400円前後約13〜16倍約1.3〜1.6倍約2.5%前後

注目ポイント
住宅ローンや中小企業向け融資の比率が高く、貸出金利の引き上げが利ざや改善に直結しやすい構造。国内特化型のビジネスモデルのため、海外リスクの影響を受けにくく金利メリットが業績に表れやすい。PBR改善への取り組みが早く、市場からの評価が先行して高まってきた実績を持つ。

5. 千葉銀行(8331)

千葉県を地盤に、首都圏の強い経済圏を背景とした安定した貸出基盤を持つ地方銀行の優等生。

証券コード分類株価目安予想PERPBR配当利回り目安
8331地方銀行(首都圏)約1,300〜1,600円前後約12〜15倍約1.0〜1.2倍約3%前後

注目ポイント
人口・企業集積度の高い千葉県を地盤とし、地方銀行の中でも貸出需要の底堅さが際立つ。デジタル戦略や広域連携(TSUBASAアライアンス)を通じた効率化と収益力強化を推進。増収増益と株主還元の両立が評価され、地銀セクターの代表銘柄として資金流入が続きやすい。

6. 横浜フィナンシャルグループ(7186)

横浜銀行・東日本銀行を傘下に持ち、神奈川県内トップシェアを誇る地銀グループ。

証券コード分類株価目安予想PERPBR配当利回り目安
7186地方銀行(首都圏)約900〜1,150円前後約11〜13倍約0.8〜1.0倍約3.5%前後

注目ポイント
神奈川県内で圧倒的な貸出シェアを持ち、首都圏経済圏の成長メリットを受けやすい地盤。PBR1倍割れの是正に向けた自社株買い・増配など株主還元強化の余地が大きい。法人融資の積み増しと金利上昇による利ざや改善の両輪で収益拡大が期待される。

7. ふくおかフィナンシャルグループ(8354)

福岡銀行・熊本銀行・十八親和銀行を傘下に持つ、九州最大級の地銀グループ。

証券コード分類株価目安予想PERPBR配当利回り目安
8354地方銀行(九州)約3,300〜3,900円前後約11〜13倍約0.9〜1.1倍約3.2%前後

注目ポイント
九州経済圏で圧倒的な地盤を持ち、地銀再編を主導してきた実績から経営効率化が進んでいる。半導体関連企業の九州進出など地域経済の活性化を追い風に、法人融資需要が拡大傾向。広域展開によるスケールメリットで、単独地銀に比べ収益基盤が相対的に安定している。

8. 第四北越フィナンシャルグループ(7327)

新潟県を地盤に、地域密着型の営業基盤を持つ地方銀行グループ。

証券コード分類株価目安予想PERPBR配当利回り目安
7327地方銀行(新潟)約900〜1,100円前後約10〜12倍約0.7〜0.9倍約3.7%前後

注目ポイント
地域密着型の営業体制を強みとし、中小企業向け融資の増加や貸出金利の改善が収益に直結しやすい。地方銀行再編の受け皿としても注目され、経営効率化による収益改善余地が大きい。PBR水準が相対的に低く、金利上昇と株主還元強化の両面から見直し余地が期待される。

9. しずおかフィナンシャルグループ(5831)

静岡銀行を中核に、製造業が集積する静岡県の旺盛な設備投資需要を取り込む地銀グループ。

証券コード分類株価目安予想PERPBR配当利回り目安
5831地方銀行(静岡)約1,300〜1,600円前後約12〜14倍約1.0〜1.2倍約2.9%前後

注目ポイント
自動車・輸送機器など製造業の集積地を地盤とし、法人向け設備投資資金の需要が底堅い。有価証券運用力に定評があり、金利変動局面でのポートフォリオ管理力が評価されている。地銀の中でも健全性・収益性のバランスが良く、機関投資家からの評価が比較的高い銘柄。

10. 群馬銀行(8334)

群馬県を地盤に、第四北越フィナンシャルグループとの経営統合が発表され再編の主役となった地銀。

証券コード分類株価目安予想PERPBR配当利回り目安
8334地方銀行(群馬)約700〜900円前後約11〜13倍約0.8〜1.0倍約3.4%前後

注目ポイント
第四北越フィナンシャルグループとの統合により、広域連携によるコスト削減と収益基盤強化が見込まれる。地元中小企業向け融資に強みを持ち、金利上昇局面での利ざや改善効果を受けやすい。地銀再編の象徴的銘柄として、市場からの注目度・出来高が高まりやすい状況が続く。

銀行株の銘柄選びで押さえたいポイント

  • 金融政策の方向性:日銀の利上げペースと市場の織り込み度合いを確認する。
  • 個別銀行の収益力:貸出金利の改善幅、非資金利益(手数料収益)の比率をチェックする。
  • 株主還元姿勢:増配・自社株買いの継続性、PBR1倍超えに向けた経営方針を確認する。
  • 地銀再編の動向:経営統合による効率化メリットは中長期の収益改善要因になり得る。

投資のリスクと注意点

金利上昇は銀行にとって追い風となる一方、いくつかのリスクも存在します。投資判断の前に必ず確認しておきましょう。

主なリスク要因
急激な金利上昇は、銀行が保有する国債など債券価格の下落(評価損)につながる可能性がある。景気後退局面では貸出需要の鈍化や貸し倒れ(与信費用の増加)リスクが高まる。海外発の金融不安や地政学リスクが、国内の利上げペースを鈍らせグローバル展開している銀行の株価を押し下げる場合がある。「利上げ=銀行株上昇」が常に成立するとは限らず、割安感の消失や利益成長率の鈍化により上値が重くなる局面もある。

よくある質問(FAQ)

Q1. 長期金利が上昇すると、なぜ銀行株が上がりやすいのですか?

銀行の収益は貸出金利と預金金利の差である利ざやが柱です。長期金利が上昇すると貸出金利が預金金利より先行して上がりやすく、利ざやが拡大して収益改善が期待されるためです。

Q2. メガバンクと地方銀行、どちらが金利上昇の恩恵を受けやすいですか?

メガバンクは貸出資産の規模が大きく利ざや拡大効果の絶対額が大きい一方、地方銀行は国内特化型のビジネスモデルが多く海外リスクの影響を受けにくいという特徴があります。両方をバランスよく保有する分散投資も選択肢です。

Q3. 銀行株投資のリスクにはどのようなものがありますか?

急激な金利上昇による保有債券の評価損、景気後退局面での貸し倒れリスク、海外発の金融不安の波及などが主なリスクです。長期保有を前提に、金利サイクルを継続的に確認することが重要です。

Q4. 銀行株は配当目的の投資に向いていますか?

多くの銀行株は配当利回り2.5〜3.5%程度の水準にあり、株主還元強化の流れもあることから、配当を再投資しながら中長期で保有するインカムゲイン狙いの投資に適した銘柄が多いといえます。

まとめ|銀行株10選 比較一覧表

No.銘柄名コード分類特徴
1三菱UFJフィナンシャル・グループ8306メガバンク国内最大の金融グループで、銀行を中核に信託・証券・カード…
2三井住友フィナンシャルグループ8316メガバンクホールセール事業の収益力が高く、金利上昇局面での業務純益…
3みずほフィナンシャルグループ8411メガバンク銀行・証券・信託を一体運営する総合金融グループで、法人セ…
4りそなホールディングス8308都市銀行首都圏・関西圏を地盤に個人・中小企業向けリテール取引を強…
5千葉銀行8331地方銀行(首都圏)千葉県を地盤に、首都圏の強い経済圏を背景とした安定した貸…
6コンコルディア・フィナンシャルグループ7186地方銀行(首都圏)横浜銀行・東日本銀行を傘下に持ち、神奈川県内トップシェア…
7ふくおかフィナンシャルグループ8354地方銀行(九州)福岡銀行・熊本銀行・十八親和銀行を傘下に持つ、九州最大級…
8第四北越フィナンシャルグループ7327地方銀行(新潟)新潟県を地盤に、地域密着型の営業基盤を持つ地方銀行グルー…
9静岡フィナンシャルグループ5831地方銀行(静岡)静岡銀行を中核に、製造業が集積する静岡県の旺盛な設備投資…
10群馬銀行8334地方銀行(群馬)群馬県を地盤に、第四北越フィナンシャルグループとの経営統…

免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断は自己責任で行ってください。株式投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性があります。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断で行ってください。

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