2026年下半期おすすめ米国株10選 Vol.2|DELL・HPQを核としたハイテク株 投資ポイント完全解説

2026年下半期おすすめ米国株10選 Vol.2

目次

2026年下半期ハイテク株市場の全体像

AIインフラ需要の爆発的拡大が牽引

2026年5月末、デル・テクノロジーズが発表したQ1 FY2027決算は市場に衝撃を与えました。AI サーバー売上高が前年同期比757%増の161億ドルに達し、株価は1日で32%超上昇するという史上最大の上昇率を記録。このニュースはハイテク株全体の再評価に火をつけ、クラウドソフトウェアからサイバーセキュリティまで幅広い銘柄に波及効果をもたらしました。

「AIエージェント時代」のソフトウェア再評価

2025年から2026年前半にかけ、AI・エージェントが既存ソフトウェアを駆逐するという「SaaSpocalypse」懸念が市場を揺さぶりました。しかし実態は逆で、ServiceNow・Salesforceなど主要SaaS企業のAI機能の採用が加速。NVIDIAのジェンスン・フアン氏がComputex 2026で「AIエージェントはソフトウェアの需要をさらに増やす」と発言したことも追い風となり、ソフトウェア株の再評価が急速に進んでいます。

サイバーセキュリティ株の注目度上昇

AIエージェントが企業ネットワーク内で自律的に動作するようになると、セキュリティの脅威も高度化します。すべてのAIエージェントには認証・防衛が必要であり、これがサイバーセキュリティ市場の構造的成長ドライバーとなっています。CrowdStrike・Palo Alto Networksはここ1カ月で40%近く上昇しており、2026年下半期も引き続き注目セクターです。

2026年下半期 AIサーバー・AI PC・クラウドソフト・サイバーセキュリティ・エンタープライズAIで勝つ10銘柄

第1位:デル・テクノロジーズ(DELL)― AIサーバー革命の主役

ティッカー企業名セクターリスク
DELLDell Technologies Inc.AIサーバー・ITインフラ

史上最大の決算サプライズ:Q1 FY2027

2026年5月28日、デル・テクノロジーズはQ1 FY2027決算で売上高438億ドル(前年同期比88%増)を報告しました。市場コンセンサス予想の357.7億ドルを大幅に上回り、調整後EPSも4.86ドルと予想2.94ドルを65%超過。AIサーバー売上高単体で161億ドルと前年同期比757%増という驚異的な数字を叩き出しました。この決算発表を受け、株価は翌日32.76%上昇し、同社史上最大の1日上昇率を記録。年初来上昇率は234%超に達しています。

515億ドルのAI受注残と大幅上方修正ガイダンス

経営陣はFY2027通期の売上高ガイダンスを従来の約1,400億ドルから1,670億ドル(±20億ドル)に大幅引き上げ、うちAIサーバー売上高だけで600億ドルを目標としています。記録的な受注残513億ドルを抱え、調整後EPS見通しも従来の12.90ドルから17.90ドル(中間値)へと大幅に引き上げられました。JPモルガン、BofA、ウェルズ・ファーゴが相次いでポジティブ評価を更新し、目標株価を引き上げています。

投資ポイント(DELL)
Q1 FY2027で売上高438億ドル・AIサーバー757%増を達成。FY2027通期ガイダンスを大幅上方修正(1,670億ドル)。AIインフラ構築需要の構造的拡大が継続する限り、強力な受注残と価格規律が中期的な利益成長を保証する。リスクはSMCIなど競合との競争激化とハイパースケーラー支出の鈍化。

NVIDIAとの「Dell AI Factory」戦略

デルはNVIDIAと共同で「Dell AI Factory」を展開し、PowerEdge AIサーバーやPowerStore Eliteストレージを刷新。企業向けのAI・HPC・セキュリティ・自動化に向けた総合インフラを提供しています。あらゆるハイパースケーラー・国家AIプロジェクト・中堅企業がAI最適化サーバーを必要としており、この需要をグローバルに供給できる能力を持つのはデルだけと言っても過言ではありません。

第2位:HP Inc.(HPQ)― AI PCサイクルの恩恵株

ティッカー企業名セクターリスク
HPQHP Inc.AI PC・プリンティング

Q2 FY2026決算:AI PC比率が44%へ急上昇

HP Inc.は2026年5月28日にQ2 FY2026決算を発表。売上高144億ドル(前年同期比9%増)はアナリスト予想の139.9億ドルを超過し、非GAAPの調整後EPSも0.86ドルと予想0.70〜0.76ドルのレンジを上回りました。最大の注目点は、AI PC製品の出荷比率がQ1の35%からQ2の44%へと急上昇したことです。TD Cowenはこの比率が2027会計年度には60〜70%まで上昇すると見込んでいます。

Windows 11刷新サイクルとエッジAIの拡大

HPは「AIの未来はハイブリッド」という方針を掲げており、クラウドだけでなくローカルデバイスでのAI処理(エッジAI)を推進しています。NVIDIAのRTX Sparkを搭載した新型AI PCや、Z WorkstationシリーズのAI対応モデルを投入。Windows 11への移行サイクルと企業向けPC更新需要が重なり、2026年下半期〜2027年にかけてPC販売の追い風が続く見込みです。

配当利回りと株主還元の魅力

HPは2026年度の非GAAP EPSガイダンスを2.90〜3.10ドルへ引き上げ、通期フリーキャッシュフロー見通しも28〜30億ドルとしました。配当利回りは約4.8%と高水準で、10年間平均6.5%の増配実績があります。一方で後半はメモリコスト高騰によるマージン圧迫が懸念材料です。割安なバリュエーション(アナリスト目標株価中央値31ドル)とAI PCサイクルを組み合わせた「安定成長×バリュー」銘柄です。

投資ポイント(HPQ)
AI PC比率44%→60〜70%への拡大と高配当(4.8%)が魅力。Windows 11更新サイクルが需要を後押し。メモリコスト上昇が下半期のリスクだが、割安なバリュエーションが下値を支える。

第3位:クラウドストライク(CRWD)― AIエージェント時代のサイバー防衛の要

ティッカー企業名セクターリスク
CRWDCrowdStrike Holdings, Inc.サイバーセキュリティ・AI

AI時代のセキュリティ需要が爆発

AIエージェントが企業ネットワークに展開されると、従来の人間中心のセキュリティ設計では対応できない脅威が増加します。クラウドストライクのFalconプラットフォームは、クラウドネイティブかつAI駆動のセキュリティ統合プラットフォームとして、この新たな脅威環境に最も適した製品群を提供しています。直近ではサイバーセキュリティ株全体が約40%上昇するラリーを演じており、同社株もその中心に位置しています。

◆ 投資ポイント(CRWD)
AIエージェント普及によりサイバーセキュリティ需要は構造的に拡大。Falconプラットフォームの統合性とスイッチングコストの高さが競合参入を阻む。高バリュエーションがリスクだが、成長継続が前提なら長期保有価値あり。

プラットフォーム統合が競争優位を確立

クラウドストライクはエンドポイント保護から始まり、クラウドセキュリティ・ID管理・ログ管理まで統合された「単一プラットフォーム」を提供しています。このアーキテクチャはAI時代においても「AI能力が各ツールをスキャンするだけで、Falconプラットフォームの代替にはならない」(CEO ジョージ・カーツ氏)と主張しており、競合との差別化を明確にしています。

第4位:パロアルトネットワークス(PANW)― 自律AIワークロード防衛の第一人者

ティッカー企業名セクターリスク
PANWPalo Alto Networks, Inc.サイバーセキュリティ・AI中〜高

自律AIワークロードのセキュリティに特化

パロアルトネットワークスは、AIが自律的に動作するワークロードの保護に戦略的にピボットしています。BairdはQ3決算発表前に目標株価を265ドルから300ドルへ引き上げ、「AIは脅威ではなくサイバーセキュリティの追い風」という市場コンセンサスが確立しつつあります。株価は直近1カ月で新高値を更新しており、強気の勢いが続いています。

プラットフォーム化戦略「Platformization」

同社はバラバラな個別セキュリティ製品をひとつに統合する「Platformization」戦略を進めており、複数の製品を束ねることでコスト効率と管理の一元化を顧客に提供しています。この戦略はエンタープライズ顧客の長期的なロックイン効果をもたらしており、MRR(月次経常収益)の安定的な積み上げを可能にしています。2026年下半期も決算結果が注目の的となります。

投資ポイント(PANW)
自律AIワークロード保護という特化戦略がユニーク。Platformization戦略による高い顧客継続率。2026年Q3決算がカタリストになり得る。バリュエーションに注意。

第5位:サービスナウ(NOW)― エンタープライズAIの「コントロールタワー」

ティッカー企業名セクターリスク
NOWServiceNow, Inc.エンタープライズAI・SaaS中〜高

AIエージェントの「指揮センター」として再評価

サービスナウはIT・HR・カスタマーサービスなど企業の基幹ワークフローを一元管理するプラットフォームとして独自のポジションを持っています。AIエージェント・ワークフロー・データを企業全体でコーディネートする「AIコントロールタワー」として自社を位置づけており、OpenAI・Google・Anthropicなどのモデルプロバイダーと直接競合せず、その上位レイヤーで価値を提供する戦略が市場に評価されています。

Now Assist AIの急速な採用と財務

Q1 2026では、AIスペシャリストが従来の人間エージェントに比べ99%高速にケースを解決する(所要時間:2日→20分未満)というデータが報告されました。アナリストは2026年にEPSが20%増、2027年に28%増と予測しており、ウォール街の45人のアナリストのうち37人が「Strong Buy」評価を付けています。2026年AI収益目標は15億ドル(前年比3桁成長)で、自社株買いも積極的に実施中です。

投資ポイント(NOW)
エンタープライズAIエージェントの管理基盤として不可欠な存在に。EPS成長率20%超が2年連続で見込まれ、アナリストの強気評価が高い。2026年Q1に株価が17%急落した局面は押し目として評価可能。

第6位:セールスフォース(CRM)― Agentforceで生まれ変わるCRM巨人

ティッカー企業名セクターリスク
CRMSalesforce, Inc.エンタープライズSaaS・AI中〜高

Agentforceが描く「座席課金」から「成果課金」への転換

セールスフォースはQ1 FY2027で売上高111.3億ドル(前年比13%増)、調整後EPS3.88ドルと市場予想を大きく上回りました。最大の注目は、AI自律エージェントプラットフォーム「Agentforce」の年次経常収益が169%増に達し、AIとデータを合わせたARRが29億ドルを超えた点です。これまでの「CRMソフト企業」から「AIエージェントで業務を自動化するプラットフォーム企業」へと変貌を遂げようとしています。

「SaaSpocalypse」懸念の中の逆張り機会

2026年に入りCRM株は一時32%下落しており、AI代替脅威への懸念が株価を大きく押し下げました。しかし同社の対応は明快で、「座席単位の課金」から「AIエージェントが完了した作業単位の課金」へと収益モデルを転換することで、AIの普及が収益増加につながる構造を構築しています。現在の予想PER約15倍は割安感があり、Agentforceの成長加速を確認できれば大きな株価上昇余地があります。

投資ポイント(CRM)
AI代替懸念で株価が調整した結果、バリュエーションは割安圏へ。Agentforce ARRが169%増と高成長中。座席課金→成果課金モデルへの転換が成功すれば業績に上方修正圧力。2026年下半期に逆張り候補として注目。

第7位:ワークデイ(WDAY)― 人事・財務DXのAI化加速

ティッカー企業名セクターリスク
WDAYWorkday, Inc.HRテック・財務SaaS・AI

HRMとERP市場のAI化でポジション強化

ワークデイは人事管理(HCM)・給与計算・財務管理のクラウドプラットフォームとして、Fortune 500企業の過半数を顧客に持つ実力派SaaS企業です。2026年には「Workday AI」の展開を加速させており、採用・評価・人材配置・財務予測といった業務にAIエージェントを組み込む「AI-first HCM」への移行を進めています。NVIDIAのジェンスン・フアン氏の発言がきっかけとなった「ソフトウェア株の再評価」の中でも、ワークデイは注目銘柄の一つとして浮上しています。

安定したARR成長とフリーキャッシュフロー

ワークデイは四半期ごとに高い年次経常収益(ARR)成長率を維持しており、エンタープライズ顧客の高い継続率が安定した収益基盤を支えています。近年は収益性改善にも注力しており、営業利益率とフリーキャッシュフローが着実に向上しています。景気後退局面での人件費コスト削減ニーズがかえって需要を高める「不況耐性」も評価されています。

投資ポイント(WDAY)
HCM・ERP市場でAIを活用した高い参入障壁を持つ。エンタープライズ顧客の高い継続率がARR成長を下支え。SaaS再評価局面での割安感と長期成長性が魅力。

第8位:アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)― NVIDIAへの対抗馬として急成長

ティッカー企業名セクターリスク
AMDAdvanced Micro Devices, Inc.半導体・AI GPU

MI350・MI400シリーズでAI GPU市場を追撃

AMDはNVIDIAのBlackwell/Rubinに対抗するAI GPU「MI350」「MI400」シリーズを2026年下半期に向けて本格展開しています。NVIDIA一極集中を避けたいクラウド各社(Microsoft Azure・Meta・Google)がAMD製GPUの積極採用を進めており、AI GPU市場でのシェア拡大が続いています。また、PCおよびサーバー向けCPU「Ryzen」「EPYC」シリーズでもIntelからのシェア奪取が続いています。

データセンターセグメントの爆発的成長

AMDのデータセンターセグメントは前年同期比で高い成長率を記録しており、AI推論向けチップの需要拡大がインスタントキャッシュフローを押し上げています。NVIDIAと比較すると時価総額・EPSはまだ小さいですが、その分だけ成長余地も大きいと見られます。高リスク・高リターンを志向する投資家にとって、半導体セクターの「代替的なAI成長株」として魅力的なポジションにあります。

投資ポイント(AMD)
MI350/MI400でNVIDIAとの差を縮小中。大手クラウドがAMD GPU採用を拡大し市場シェアが向上。PC・サーバーCPUでのIntelシェア奪取も継続。NVIDIAと組み合わせた半導体ポートフォリオの構成要素として有効。

第9位:アリスタネットワークス(ANET)― AIデータセンター向けネットワーキングの王者

ティッカー企業名セクターリスク
ANETArista Networks, Inc.クラウドネットワーキング・AI

AIクラスター間の超高速ネットワークの需要急拡大

AIの学習・推論には膨大なGPUクラスター間でデータを高速に転送するネットワークが不可欠です。アリスタネットワークスはこのAIデータセンター向けイーサネット・スイッチ市場でトップシェアを持ち、Meta・Microsoft・Googleなど超大型クラウド顧客から安定した受注を得ています。NVIDIAが主導するAI GPU需要の増加は、そのままアリスタの機器需要増加に直結します。

高い利益率と安定した成長

アリスタネットワークスは高い粗利益率(60%超)と安定したフリーキャッシュフロー成長を維持しており、ハードウェア企業でありながらソフトウェア的な収益性を誇ります。競合のCisco・Juniperより技術的優位性が高く、スイッチングコストも高いため顧客の継続率が極めて高い点が強みです。AI投資ブームの「静かな受益者」として、ポートフォリオの安定成長株として機能します。

投資ポイント(ANET)
AIクラスタ間ネットワーク需要の急拡大から直接恩恵。超大型クラウド顧客を持ち安定した受注残を確保。高い利益率とフリーキャッシュフローが評価の根拠。中リスクで長期保有に適した「静かな成長株」。

第10位:スノーフレーク(SNOW)― データクラウドがAIの燃料になる

ティッカー企業名セクターリスク
SNOWSnowflake Inc.データクラウド・AI

AIモデルの学習データ基盤として急浮上

スノーフレークはクラウドベースのデータウェアハウスプラットフォームとして、企業がAIモデルを学習・運用するためのデータ基盤として急速に需要が高まっています。2026年5月の決算発表では過去最大の1日上昇率を記録し、デルやサイバーセキュリティ株のラリーに先行する形でソフトウェア再評価の先陣を切りました。

投資ポイント(SNOW)
AIモデルのデータ基盤として構造的需要が拡大。Cortex AIとConsumption課金が収益の自動拡大を可能にする。ソフトウェア再評価局面の先行指標として注目。高バリュエーションのため長期目線が前提。

Cortex AIとデータシェアリングの差別化

スノーフレークの「Cortex AI」は、複数の大規模言語モデルをデータプラットフォーム上でシームレスに活用できる機能を提供しており、企業のAI構築コストを大幅に削減します。データを移動させずに異なる企業間でデータを共有・分析できる「Data Sharing」機能も独自の競合優位性となっています。消費型(Consumption-based)課金モデルはAI活用拡大とともに自然に収益が増加する構造で、高い成長性を維持しています。

10銘柄 比較まとめ表

順位ティッカー投資テーマセクターリスク
1DELLAIサーバー・513億ドル受注残AIインフラ
2HPQAI PC44%→70%・高配当4.8%AI PC・プリント
3CRWDAIエージェント防衛・Falcon統合サイバーセキュリティ
4PANW自律AIワークロード保護特化サイバーセキュリティ中〜高
5NOWAIコントロールタワー・EPS+20%エンタープライズAI中〜高
6CRMAgentforce ARR+169%・逆張りエンタープライズSaaS中〜高
7WDAYHCM・ERP AI化・不況耐性HRテック・財務SaaS
8AMDMI350/400・GPU市場シェア拡大半導体・AI GPU
9ANETAIクラスター向け高速ネットワーククラウドネットワーク
10SNOWAIデータ基盤・Cortex AIデータクラウド

ポートフォリオ構築:Vol.1との組み合わせ戦略

2026年下半期おすすめ米国株10選

Vol.1(半導体・AI基盤)+Vol.2(ハイテク応用)の最強ポートフォリオ

Vol.1(ASML・NVDA・MSFT・GOOGL・META・AMZN・AVGO・PLTR・LLY・MU)とVol.2(DELL・HPQ・CRWD・PANW・NOW・CRM・WDAY・AMD・ANET・SNOW)を組み合わせることで、AIサプライチェーン全体をカバーする強力なポートフォリオが構築できます。

  • 半導体製造(ASML・NVDA・AMD・MU・AVGO):AIの「頭脳」を作る川上
  • AIサーバー・ネットワーク(DELL・ANET):AIの「体」を構築する中流
  • クラウド・プラットフォーム(MSFT・GOOGL・AMZN):AIを「動かす」基盤
  •  AI応用ソフトウェア(NOW・CRM・WDAY・SNOW・PLTR):AIで「稼ぐ」川下
  • サイバーセキュリティ(CRWD・PANW):AIを「守る」防衛ライン
  • AI PC・ハードウェア(HPQ):AI利用の「入口」をカバー

主な投資リスクと注意点

  • バリュエーションの高さ:DELLは決算後に株価が急騰し、FY27予想PERが36〜40倍と高水準。業績が期待を下回った際の調整幅が大きい可能性があります。
  • SaaSへのAI代替リスク:CRM・WDAYなどは「AIエージェントが人間の作業を代替→ソフトウェア不要」という懸念が続いています。現実には採用が進んでいますが、継続的な注視が必要です。
  • サイバーセキュリティのAI代替懸念:新たなAIベースのセキュリティツールが既存の人間ベースのサービスを圧迫するリスクがあります。ただしFalcon・Platformizationのような統合プラットフォームは短期では代替困難と見られます。
  • HPQのメモリコスト圧力:後半期においてメモリ・ストレージコスト高騰により利益率が圧迫される見通しで、PCの価格転嫁が限定的な場合に業績が下振れするリスクがあります。
  • 金利・為替リスク:日本の投資家にとって円高・ドル安は米国株リターンを目減りさせます。長期積み立てによる為替の平均化が有効です。

まとめ:2026年下半期ハイテク株投資の要点

2026年下半期のハイテク株投資を一言で表すなら「AIインフラ爆発と応用ソフト再評価の並走」です。デルテクノロジーズのAIサーバー決算が示したように、AIへの設備投資は減速するどころかむしろ加速しています。その恩恵はサーバーメーカー(DELL)にとどまらず、AI PC(HPQ)・ネットワーク機器(ANET)・データ基盤(SNOW)・エンタープライズソフト(NOW・CRM・WDAY)・サイバーセキュリティ(CRWD・PANW)・AI GPU(AMD)と、ハイテクスタック全体に波及しています。

投資の世界に「絶対」はありません。本記事の情報を参考にしつつも、常に最新の決算情報・市場動向・マクロ経済指標を確認し、自己の投資目的とリスク許容度に合った判断を行うことが、長期的な資産形成の第一歩です。

免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断は自己責任で行ってください。株式投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性があります。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断で行ってください。

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