【2026年最新版】米国株のMLCC関連銘柄おすすめ10選|AIサーバー特需で注目の事業内容と投資ポイントを徹底解説

【2026年最新版】米国株のMLCC関連銘柄おすすめ10選

「AI関連株はもう高すぎて買えない」と感じている方にこそ知ってほしいのが、AIサーバーを陰で支える電子部品「MLCC(積層セラミックコンデンサ)」の世界です。AIサーバーは一般的なサーバーの10〜15倍ものMLCCを搭載するとされ、データセンター投資の拡大とともに需要が急増しています。

MLCCといえば村田製作所や太陽誘電など日本企業が有名ですが、実は米国市場にも、MLCCや受動部品のサプライチェーンに関わる有力銘柄が数多く上場しています。

本記事では、米国市場で売買できるMLCC関連銘柄10社の事業内容と投資ポイントを、最新の業績動向とあわせて解説します。

MLCC市場はいま何が起きているのか|AIサーバーが生んだ歴史的な需要拡大

MLCC(Multilayer Ceramic Capacitor)は、セラミック誘電体と金属電極を何百層も積み重ねた小型コンデンサで、電気を蓄え・放出し電流を安定させる役割を担います。スマートフォン1台に約1,000個、EV1台に1万個以上が使われる「電子産業のコメ」とも呼ばれる存在です。

2025年後半から市場の景色を一変させたのがAIデータセンターです。GPUラックでは48Vから1.2Vへの電圧変換に高密度MLCCアレイが大量消費され、AIサーバー1台あたりのMLCC搭載数は一般サーバーの10〜15倍に達するといわれます。大手AI企業のデータセンター投資は2026年に約6,500億ドル規模と推計されており、高容量MLCCのリードタイムは20週超に長期化。太陽誘電は2026年5月から6〜13%の値上げを発表し、サムスン電機も最大10%の値上げを検討するなど、供給逼迫と価格上昇が同時進行しています。

ゴールドマン・サックスは、ハイパースケーラーのAIインフラ投資を背景に「2030年まで続く前例のないMLCC上昇サイクル」を予想し、2026年のMLCC価格見通しを従来の「横ばい」から「0〜5%上昇」に引き上げました。データセンター電子部品関連株は2025年初以降、ハイパースケーラー株を85ポイントもアウトパフォームしており、市場の注目度は急速に高まっています。

なぜ米国株でMLCCに投資するのか
MLCC完成品の生産は日本・韓国・台湾勢が中心ですが、米国市場には①MLCCを含む受動部品メーカー、②防衛・医療向け特殊コンデンサメーカー、③AIサーバーで同時に需要が伸びるコネクタ・電源メーカー、④日本大手のADR、と多様な切り口の銘柄が揃っています。ドル建て資産でAI×電子部品テーマに分散投資できるのが最大の魅力です。

 米国株MLCC関連銘柄の選び方|3つの投資の切り口

米国にはMLCC専業の大手上場企業がほぼ存在しないため(KEMETはヤゲオに、AVXは京セラに買収済み)、「MLCC関連」を広く捉えることが銘柄選びのポイントになります。本記事では以下の3つの切り口で10銘柄を選定しました。

  1. 【本命】コンデンサ・受動部品を直接手掛ける米国メーカー(ビシェイ、ノウルズ、ベル・ヒューズなど)
  2. 【周辺】AIサーバーでMLCCと同時に搭載が増えるコネクタ・回路保護・電子材料(アンフェノール、リテルヒューズ、デュポンなど)
  3. 【王道】MLCC世界シェア上位の日本企業ADR(村田製作所、太陽誘電)※OTC市場のため流動性に注意

米国株のMLCC関連銘柄おすすめ10選|事業内容と投資ポイント

※株価はYahoo!ファイナンスに遷移します

ビシェイ・インターテクノロジー (Vishay Intertechnology)【VSH】

上場市場NYSE(ティッカー:VSH)
事業内容MLCC・タンタル・ポリマーコンデンサ、抵抗器、インダクタ、MOSFET、ダイオードなど受動部品とパワー半導体を幅広く展開する米国最大級の電子部品メーカー
セクター電子部品(受動部品・ディスクリート半導体)

ビシェイは、米国市場で「MLCC関連」の本命として真っ先に名前が挙がる銘柄です。コンデンサ事業は売上の約20〜25%を占め、MLCCのほかタンタル・ポリマーコンデンサも手掛けており、受動部品とパワー半導体を1社でカバーできる総合力が強みです。

2025年第4四半期の売上高は8.01億ドルとガイダンス中央値を上回り、受注残は前四半期比で約14%増と3年ぶりの高水準に到達。2026年第1四半期の決算説明会では、AI電源管理向けにポリマーコンデンサやパワーインダクタの採用が拡大していること、欧州のテレコム売上が33%増となり800ギガビット/1.6テラビットのAI光通信スイッチ向け需要が増えていることが報告されました。経営陣が「2026年は飛躍の年」と明言している点も注目です。

【投資ポイント】

  • AI電源管理・サーバー電源・光通信モジュール向けの設計獲得が進行中
  • 受注残が3年ぶり高水準で、自動車・産業・AIの5分野すべてで増収を見込む
  • 純粋なMLCC専業ではない分、パワー半導体との複合需要を取り込める

ノウルズ(Knowles)【KN】

上場市場NYSE(ティッカー:KN)
事業内容高性能・高信頼性コンデンサ(セラミック・フィルム・電解)、RFフィルタ、医療向けマイクロフォンなど特殊電子部品の専業メーカー
セクター電子部品(スペシャルティ)

ノウルズは「高性能コンデンサのスペシャリスト」へと事業転換を遂げた銘柄です。コーネル・デュビリエ買収により高信頼性コンデンサのラインナップを拡充し、防衛(ミサイル誘導・レーダー)、医療機器(植込み型デバイス)、産業用電源など、価格よりも信頼性が優先されるニッチ市場で高いシェアを握ります。

2026年第1四半期は売上高1.53億ドルで前年同期比16%増、非GAAPベースの希薄化後EPSは0.27ドルと前年比50%増という力強い決算を発表しました。米国の防衛調達では受動部品の国内・同盟国調達が義務付けられる流れが強まっており、米国内に特殊MLCC生産ラインを持つ同社には構造的な追い風が吹いています。

【投資ポイント】

  •  防衛・医療・産業向け高信頼性コンデンサで価格決定力が高い
  • Q1 2026は増収16%・調整後EPS50%増と業績モメンタムが強い
  • 防衛部品の国内調達義務化という地政学的追い風を享受

ベル・ヒューズ (Bel Fuse)【BELFB】

上場市場NASDAQ(ティッカー:BELFA/BELFB)
事業内容電源変換、回路保護、コネクティビティ製品(ヒューズ、磁性部品、コネクタ)を手掛ける電子部品メーカー。航空宇宙・防衛、データセンター向けが成長軸
セクター電子部品(電源・保護・接続)

ベル・ヒューズは、AIデータセンターの電源変換・回路保護・高速インターコネクトという「MLCCと同じ基板上で需要が伸びる」領域を押さえる中型銘柄です。同社は2026年に入り、ネットワーキングとデータインフラ全般で需要が健全に推移し、AI投資に紐づくデータセンター接続や高性能コンピューティングのモメンタムが改善していると報告しています。

欧州での防衛設計契約2件が最終認証段階に進むなど航空宇宙・防衛も好調で、2026年3月にはデータソリューション強化のためdataMate社を買収。2026年5月にはクラスB普通株130万株の公募増資を発表しており、成長投資への積極姿勢がうかがえます。

【投資ポイント】

  • AIデータセンターの電源変換・保護・高速接続という成長3領域に展開
  • 防衛契約とM&A(dataMate買収)で事業ポートフォリオを拡大中
  • 中型株ゆえに値動きが大きく、テーマ物色時の上値余地に期待

リテルヒューズ (Littelfuse)【LFUS】

上場市場NASDAQ(ティッカー:LFUS)
事業内容ヒューズ・サーキットプロテクション世界最大手。回路保護部品、パワー半導体、センサーを産業・車載・エレクトロニクス向けに供給
セクター電子部品(回路保護)

リテルヒューズは回路保護部品の世界最大手です。MLCCが「電流を整える」部品なら、同社のヒューズやバリスタ、保護ICは「回路を守る」部品であり、両者は電子機器の基板上でセットで採用される関係にあります。AIサーバーの電源系統は従来サーバーより大電流・高電圧化しており、保護部品の搭載点数と単価が同時に上がる構造的メリットを受けます。

データセンターの高電圧直流(HVDC)化や、EV・再生可能エネルギーの普及も追い風です。長期にわたり買収を重ねて製品ポートフォリオを広げてきた実績があり、受動部品セクターの中では財務体質と収益安定性に定評があります。

【投資ポイント】

  • AIサーバーの大電流化で保護部品の搭載点数・単価が上昇
  • データセンター・EV・再エネと複数の成長市場に分散
  • 増配を継続する株主還元姿勢と安定したキャッシュフロー

CTSコーポレーション (CTS Corporation)【CTS】

上場市場NYSE(ティッカー:CTS)
事業内容セラミック技術を核とするセンサー・接続部品・アクチュエータのメーカー。圧電セラミックス、RFフィルタ、水晶振動子などを医療・防衛・産業向けに供給
セクター電子部品(センサー・セラミックス)

CTSは1896年創業の老舗で、MLCCと同根の「セラミック材料技術」を強みとする部品メーカーです。圧電セラミックスを使った医療用超音波部品、防衛向けソナー・ハイドロフォン、RFフィルタ、温度センサーなど、セラミック電子部品の応用範囲を広げてきました。

2026年第1四半期は売上高1.39億ドルで前年同期比11%増。医療が前年比28%増(受注倍率1.20)、産業が14%増(同1.29)と多角化市場が成長を牽引しています。防衛では水中ハル貫通部品の大型契約を獲得し、セキュリティ通信・アンチジャミング用途で新規顧客2社を追加。経営陣はオーガニックとM&Aを合わせ10%成長を掲げています。

【投資ポイント】

  • MLCCと共通のセラミック材料技術を医療・防衛の高付加価値分野に展開
  • Q1 2026は多角化市場が18%増収、受注倍率も1倍超で先行きが明るい
  • 「センサー+セラミックス」でAI・自動化・医療の複数テーマに乗れる

アンフェノール (Amphenol)【APH】

上場市場NYSE(ティッカー:APH)
事業内容コネクタ・インターコネクト世界最大手クラス。AIサーバー向け高速コネクタ、センサー、アンテナ、ケーブルアセンブリを展開
セクター電子部品(コネクタ)

アンフェノールはMLCCメーカーではありませんが、「AIサーバー1台あたりの搭載金額が跳ね上がる部品」という意味でMLCCと完全に同じ需要構造を持つ銘柄です。GPU間を結ぶ高速インターコネクトや電源コネクタはAIデータセンターの性能を左右する基幹部品で、同社はこの分野のトップサプライヤーとして大手AI企業向けの売上を急拡大させています。

MLCCの増産・高密度実装が進むほど、基板間・ラック間を接続するコネクタの需要も増えるため、受動部品サイクルと連動した値動きをしやすいのが特徴です。大型株ならではの流動性と、買収を駆使した成長戦略の実績も安心材料です。

【投資ポイント】

  •  AIサーバーの高速インターコネクト需要をダイレクトに享受
  • MLCCと同じ「搭載点数増×単価上昇」の需要構造
  • 時価総額・流動性が大きく、テーマの中核として保有しやすい

TEコネクティビティ (TE Connectivity)【TEL】

上場市場NYSE(ティッカー:TEL)
事業内容車載コネクタ世界首位級。産業・通信・データセンター向けのコネクタ、センサー、リレーを展開するグローバル部品大手
セクター電子部品(コネクタ・センサー)

TEコネクティビティは車載コネクタの世界的リーダーで、EV化によるクルマ1台あたりの部品搭載金額の増加という、車載MLCCと同一のメガトレンドに乗る銘柄です。EVはエンジン車に比べ電子部品の搭載量が大幅に増え、MLCCは1台あたり1万個超、コネクタ・センサーも同様に増加します。

近年はAIデータセンター向けの高速接続ソリューションにも注力しており、車載×データセンターの両輪で成長を狙えるポジションにあります。アンフェノールと並ぶコネクタ2強として、受動部品サイクルの回復局面で安定的な選択肢となります。

【投資ポイント】

  • EV化による車載部品搭載金額の増加トレンドを長期で享受
  • データセンター向け高速接続も第二の柱として育成中
  • 車載MLCC需要と連動するため、テーマの分散先として有効

デュポン・ド・ヌムール (DuPont de Nemours)【DD】

上場市場NYSE(ティッカー:DD)
事業内容電子材料(半導体研磨材、回路基板材料、誘電材料など)と高機能素材を展開する総合化学・素材大手
セクター素材・電子材料

MLCC関連投資の「川上」を押さえるなら、電子材料に強いデュポンが選択肢になります。MLCCは誘電体セラミック、電極ペースト、離型フィルムなど素材の塊であり、部品の増産は電子材料メーカーの増収に直結します。同社は半導体・実装基板向け材料で世界有数のポジションを持ち、AI関連の半導体材料需要の拡大が業績ドライバーになっています。

エレクトロニクス事業の分離・再編を進めており、事業構造の変化が株価の再評価につながる可能性もあります。部品メーカーより値動きはマイルドですが、素材という裾野からAI×電子部品テーマに乗れる点が魅力です。

【投資ポイント】

  •  MLCC・半導体の増産が素材需要の増加に直結する川上ポジション
  • AI向け半導体材料・実装材料が業績ドライバー
  • 事業再編による株主価値の再評価余地

村田製作所ADR (Murata Manufacturing)【MRAAY】

上場市場OTC市場(ティッカー:MRAAY)※ADR
事業内容MLCC世界シェア首位(約4割)。スマホ・車載・AIサーバー向けに小型大容量MLCCを供給する電子部品の世界王者
セクター電子部品(MLCC専業度・高)

「MLCCそのものに投資したい」なら、世界シェア首位の村田製作所をADRで買うのが最も直接的な方法です。村田、サムスン電機、太陽誘電の3社で世界シェアの6割超を握る寡占市場において、同社は技術・規模の両面でトップを走ります。2025年7月には800層構造の0402サイズ品で静電容量密度を従来比2倍にした新製品を投入するなど、AIサーバー向け高容量品で技術的リードを維持しています。

AIデータセンター需要の拡大でMLCC関連株が一斉に物色される局面では、その中心に位置する銘柄です。ただしADRはOTC市場での取引となるため、東証の現物株に比べ流動性が低く、売買スプレッドが広い点には注意が必要です。

【投資ポイント】

  • MLCC世界シェア首位で、上昇サイクルの恩恵を最も直接的に享受
  •  AIサーバー向け高容量MLCCで技術リードを維持
  •  OTC市場のため流動性・スプレッドに注意(長期保有向き)

太陽誘電ADR (Taiyo Yuden)【TYOYY】

上場市場OTC市場(ティッカー:TYOYY)※ADR
事業内容MLCC世界シェア3位(約11〜13%)。売上の約64%をMLCCが占める「最もMLCC専業度の高い」大手メーカー
セクター電子部品(MLCC専業度・最高)

太陽誘電は売上に占めるMLCC比率が約64%と、大手の中で最もMLCC専業度が高い銘柄です。つまりMLCC価格の上昇サイクルが業績に最もダイレクトに反映される「テコの効いた」投資対象といえます。

実際、同社は2026年5月から中低容量の民生グレードMLCCと一部車載品で6〜13%の値上げに踏み切った値上げの先導役であり、受注倍率(BBレシオ)は1倍超、生産能力はフル稼働が続いています。JPモルガンなどの機関投資家が目標株価を引き上げており、MLCCサイクルの主役候補と目されています。村田ADRと同様、OTC市場での取引となる点は留意してください。

【投資ポイント】

  • MLCC比率64%でサイクル上昇の業績インパクトが最大級
  • 2026年5月から6〜13%の値上げを主導、BBレシオ1倍超でフル稼働
  • 機関投資家の目標株価引き上げが続く注目株(OTC流動性には注意)

 【一覧比較】米国株MLCC関連10銘柄の特徴まとめ

10銘柄の位置づけを一覧表で整理します。MLCCへの「専業度」と「投資の切り口」で比較すると、自分のリスク許容度に合った銘柄が選びやすくなります。

銘柄(ティッカー)分類MLCC関連度注目ポイント
ビシェイ(VSH)受動部品大手◎ 直接AI電源向け採用拡大、受注残3年ぶり高水準
ノウルズ(KN)特殊コンデンサ◎ 直接防衛・医療向け高信頼性品、Q1増収16%
ベル・ヒューズ(BELFB)電源・保護○ 周辺AIデータセンター接続・防衛が成長軸
リテルヒューズ(LFUS)回路保護○ 周辺サーバー大電流化で保護部品需要増
CTS(CTS)セラミック部品○ 周辺医療28%増収、セラミック技術が共通基盤
アンフェノール(APH)コネクタ○ 周辺AIサーバー高速接続のトップ供給者
TEコネクティビティ(TEL)コネクタ○ 周辺車載×データセンターの両輪
デュポン(DD)電子材料△ 川上部品増産が素材需要に直結
村田製作所(MRAAY)MLCC首位ADR◎ 本丸世界シェア約4割、高容量品で技術首位
太陽誘電(TYOYY)MLCC3位ADR◎ 本丸MLCC比率64%、値上げを主導

ポートフォリオの組み方の一例
MLCCサイクルに直接賭けるなら「村田ADR+太陽誘電ADR+ビシェイ」、流動性と安定性を重視するなら「アンフェノール+TEコネクティビティ+リテルヒューズ」、業績モメンタム重視なら「ノウルズ+CTS」という組み合わせが考えられます。テーマ集中のリスクを避けるため、複数の切り口に分散するのが基本です。

 投資する前に知っておきたい3つのリスク

①AI投資の減速リスク

今回のMLCC上昇サイクルはハイパースケーラーのAIデータセンター投資が前提です。投資計画が下方修正されれば、値上げ・増産期待は急速に剥落します。ゴールドマン・サックスも「AI建設が減速すれば上昇サイクルのシナリオは速やかに崩れる」とリスクを明記しています。

②シクリカル(景気循環)な業界特性

MLCCを含む受動部品は歴史的に好不況の波が激しい業界です。2018年の値上げブームの後に在庫調整で急落した経験もあり、「サイクルのどの位置で買うか」が成否を分けます。高値圏での一括投資は避け、時間分散を心がけましょう。

③為替・流動性・地政学リスク

ADR(MRAAY・TYOYY)はOTC市場での取引となり、流動性が低く売買コストが割高になりがちです。また米中対立の激化による関税・輸出規制は、グローバルに分業されたMLCCサプライチェーン全体の攪乱要因となります。円建てで見れば為替変動の影響も無視できません。

 よくある質問(Q&A)

Q. 米国株でMLCCに最も直接投資できる銘柄はどれですか?
A. MLCC専業度で選ぶなら、MLCC比率約64%の太陽誘電ADR(TYOYY)と世界シェア首位の村田製作所ADR(MRAAY)です。米国本土企業ではコンデンサを含む受動部品大手のビシェイ(VSH)と、高性能コンデンサ専業のノウルズ(KN)が代表格です。

Q. なぜAIサーバーでMLCC需要が急増しているのですか?
A. AIサーバーはGPUの消費電力が極めて大きく、48Vから1.2Vへの電圧変換などに高密度のMLCCアレイが必要なためです。AIサーバー1台あたりのMLCC搭載数は一般サーバーの10〜15倍とされ、高容量品のリードタイムは20週超に長期化しています。

Q. MLCC関連の上昇サイクルはいつまで続きますか?
A. ゴールドマン・サックスはハイパースケーラーのAI投資を背景に2030年まで続く上昇サイクルを予想しています。ただしAI投資の減速や在庫調整で早期に終わる可能性もあり、サイクル業種である点を踏まえた時間分散投資が無難です。

Q. ADR(MRAAY・TYOYY)と東証の現物株はどちらで買うべきですか?

A. 日本の証券口座で東証の現物株を買えるなら、流動性・スプレッドの面で現物株が有利です。ADRは米ドル建てポートフォリオ内で完結させたい場合や、米国口座しか持たない投資家向けの選択肢と考えるとよいでしょう。

まとめ|MLCCはAI相場の「第二幕」を担う本命テーマ

AI相場の主役は半導体からメモリへ、そしていま受動部品・電子部品へと広がりつつあります。MLCCはAIサーバーに不可欠でありながら、生産能力の拡張に巨額の設備投資と長い時間を要するため、需給の引き締まりが長期化しやすい構造にあります。

米国市場では、本命のビシェイ・ノウルズ・日本大手ADRから、周辺のコネクタ・保護部品・電子材料まで、多彩な切り口でこのテーマに参加できます。シクリカルな業界であることを忘れず、複数銘柄への分散と時間分散を徹底しながら、AI時代の「縁の下の力持ち」への投資を検討してみてください。

※株価・業績データは執筆時点(2026年6月)のものであり、最新情報は各社IR資料や金融情報サービスでご確認ください。

免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断は自己責任で行ってください。株式投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性があります。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断で行ってください。

【2026年最新版】日本株 MLCC関連銘柄おすすめ10社

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