「2027年のテンバガー候補日本株」Vol.1では、AIデータセンター、蓄電池、防衛ドローン、宇宙、量子・自動運転という5つのテーマから8銘柄を紹介しました。続編となる本記事Vol.2では、まだ市場の注目が一巡していない、あるいは「これから本格的に評価される段階」にあるテーマに焦点を当てます。
取り上げるのは、光電融合、核融合・次世代原子力、フィジカルAI、AIソフトウェア・モビリティDX、再生医療、日本発IP(知的財産)の6テーマです。Vol.1の銘柄とは重複しない8銘柄を、2026年10月時点の決算短信・適時開示・報道をもとに解説します。さらに、テンバガー候補を自分で絞り込むためのスクリーニング条件や、攻守のバランスを考えた組み合わせ例も紹介します。
この記事で分かること
1. Vol.2の注目テーマは「光電融合」「核融合・原子力」「フィジカルAI」「AIソフト・モビリティ」「再生医療」「日本発IP」の6つ
2. 候補はsantec HD、助川電気工業、日本ギア工業、日本トムソン、ABEJA、GO、クオリプス、カバーの8銘柄
3. Vol.1の「AIインフラ本流」に対し、Vol.2は「次に資金が向かいやすい周辺テーマ」と「黒字で成長する中小型株」を重視して選定
Vol.1の振り返りとVol.2の選定方針
Vol.1で紹介した8銘柄とテーマ
Vol.1では、データセクション(AIデータセンター)、PowerX(蓄電池)、テラドローン(防衛ドローン)、ティアフォー(自動運転)、アストロスケールHD・QPSホールディングス(宇宙)、フィックスターズ(量子)、日本マイクロニクス(AI半導体検査)を取り上げました。いずれも2026年に大型受注や上場などの材料が相次ぎ、すでに市場の注目度が高い銘柄群です。
Vol.2は「次の物色テーマ」と「業績の裏付け」を重視
相場では、一つのテーマが大きく上昇すると、その周辺にある「まだ評価されていない分野」に資金が移っていく傾向があります。たとえばAIデータセンターの拡大は、データを高速・省電力で伝送する光通信技術や、膨大な電力をまかなう次世代エネルギーへの需要を生みます。Vol.2では、こうした「AIの次」にあたるテーマを意識して銘柄を選びました。
また、テンバガー候補は値動きが荒く、赤字企業も多くなりがちです。そこでVol.2では、できるだけ黒字で利益成長が続いている企業、あるいは製品承認など事業化の節目を越えた企業を優先しています。夢だけでなく数字の裏付けがある銘柄は、相場全体が調整した局面でも持ち続けやすいからです。
ポイント
テンバガーを生むのは「テーマ」と「業績」の掛け算です。テーマだけで買われた株は期待がはがれると急落しやすく、業績だけの株は評価が上がるきっかけを欠きがちです。両方をそろえた銘柄を探すことが、10倍株への近道になります。
2027年に向けてVol.2で注目する6つのテーマ
| テーマ | 追い風となる要因 | 候補銘柄 |
| 光電融合・光通信 | AIデータセンターの通信量と消費電力の急増 | santec HD |
| 核融合・次世代原子力 | AI時代の電力不足、脱炭素、国の核融合戦略 | 助川電気工業、日本ギア工業 |
| フィジカルAI・ロボット | 官民10.5兆円投資計画、人手不足 | 日本トムソン |
| AIソフト・モビリティDX | 企業のAI導入、タクシー・交通のデジタル化 | ABEJA、GO |
| 再生医療 | iPS細胞由来製品の世界初承認 | クオリプス |
| 日本発IP | VTuber・アニメなどコンテンツの海外展開 | カバー |
国策の後押しが鮮明な「フィジカルAI」
フィジカルAIとは、ロボットや機械など現実世界で動くものにAIを組み込み、自律的に判断・作業させる技術のことです。株探の特集記事によると、政府は2026年6月24日の会議で、2040年度までにフィジカルAI分野で官民合わせて10.5兆円の投資を目指す方針を示しました。製造業に強みを持つ日本にとって、AIとモノづくりを結びつけるこの分野は「次の成長の柱」と位置づけられています。
AIの電力問題が核融合・原子力を押し上げる
生成AIの普及で、データセンターの電力消費は世界的に急増しています。安定して大量の電力を供給でき、二酸化炭素を出さない電源として、原子力や将来の核融合発電への期待が再び高まっています。核融合はまだ実用化前の技術ですが、実験炉向けの部品や装置を供給する企業には、すでに受注が生まれ始めています。
【2027年予想Vol.2】テンバガー候補の日本株8選
ここからは、6つのテーマから選んだ8銘柄を紹介します。記載の数値は2026年10月時点で確認できた公開情報にもとづくもので、株価や業績は日々変動します。投資判断の際は必ず最新の開示資料をご確認ください。
| 銘柄(コード) | 市場 | テーマ | 注目ポイント |
| santec HD(6777) | プライム | 光電融合 | 純利益+51%、生成AI向け光部品が好調 |
| 助川電気工業(7711) | スタンダード | 核融合 | 核融合炉の加熱・液体金属技術 |
| 日本ギア工業(6356) | スタンダード | 原子力 | 原発向けバルブ駆動装置で国内シェア9割 |
| 日本トムソン(6480) | プライム | フィジカルAI | 営業利益倍増を計画 |
| ABEJA(5574) | グロース | AIソフト | 通期営業利益+59%予想 |
| GO(581A) | グロース | モビリティ | 2026年6月上場のタクシーアプリ最大手 |
| クオリプス(4894) | グロース | 再生医療 | iPS細胞由来の心筋シートが条件付き承認 |
| カバー(5253) | グロース | 日本発IP | 上期営業利益予想を81%上方修正 |
※株価はYahoo!ファイナンスに遷移します
1. santec Holdings(6777)|生成AIを支える光部品・光計測のニッチトップ
santecは、光通信向けの光部品や、光ファイバーの検査に使う光計測機器を手がける企業です。2022年7月の株価は1,814円で、すでにテンバガーを達成していますが、今後もAIデータセンターの内部では、膨大なデータを高速でやり取りするために光通信が不可欠であり、電気信号を光に置き換えて省電力化する「光電融合」技術の進展は、同社にとって大きな追い風です。
業績は非常に好調です。2026年3月期は売上高が315億円(前期比31.1%増)、営業利益が103億円(同39.0%増)、純利益が76億円(同51.3%増)と大幅な増収増益を達成しました。生成AI向けトランシーバー用モニターの需要拡大が業績をけん引し、2027年3月期も売上高370億円、営業利益120億円と成長が続く計画です。ベトナムとカナダで生産能力の増強も進めています。
すでにプライム市場に上場し、時価総額は小型株の水準を超えているため、10倍のハードルは低くありません。しかし、Vol.1で紹介した古河電気工業のように、光・通信分野は2026年に大型テンバガーを生んだ領域です。営業利益率30%を超える高収益体質を保ったまま成長が続けば、息の長い上昇が期待できるでしょう。
2. 助川電気工業(7711)|核融合炉を支える熱制御のスペシャリスト
助川電気工業は、茨城県に本社を置く熱制御機器メーカーです。シーズヒーターや温度センサーのほか、液体金属を扱う技術に強みを持ち、核融合炉の加熱装置や液体金属ループなど、世界の核融合実証プロジェクトを支える製品を供給しています。
株予報によると、2026年9月期の経常利益は会社予想で12.9億円(前期比9.6%増)、第3四半期時点での進捗率は88.7%に達しており、上振れも視野に入る水準です。株価は8月28日時点で5,240円でした。核融合関連の材料が出るたびに物色される「テーマ株」の側面がある一方、本業で安定して利益を出している点が、純粋なベンチャー株との大きな違いです。
核融合発電の実用化は2030年代以降とみられ、長い時間軸での投資になります。ただし、国内外で実験炉の建設計画が進むにつれ、部品メーカーの受注は先行して増えていきます。事業規模が小さい分、核融合関連の受注拡大が業績に与えるインパクトは大きくなりやすいといえます。
3. 日本ギア工業(6356)|原発再稼働と次世代炉の「隠れた主役」
日本ギア工業は、バルブを自動で開閉する「バルブ駆動装置(アクチュエーター)」の専業メーカーです。株探の特集記事では、原子力発電所向けバルブ駆動装置で国内シェア9割を持つと紹介されています。原子力発電所には数多くのバルブがあり、安全性の観点から高い信頼性が求められるため、新規参入が極めて難しい市場です。
AI時代の電力需要の高まりを背景に、日本では原子力発電所の再稼働や、小型モジュール炉(SMR)など次世代炉の検討が進んでいます。再稼働に伴う設備更新や、将来の新設炉の建設が本格化すれば、同社の製品需要は中長期で拡大する可能性があります。時価総額が小さい小型株であり、テーマが評価されたときの株価の伸びしろは大きい一方、出来高が少なく売買しにくい日もある点には注意が必要です。
4. 日本トムソン(6480)|ロボットの「関節」を担う直動部品メーカー
日本トムソンは、機械の直線運動を支える直動案内機器(リニアガイド)や、ニードルベアリングを手がけるメーカーです。工作機械や半導体製造装置に加え、産業用ロボットや人型ロボットの関節・駆動部分にも欠かせない部品であり、フィジカルAIの普及とともに需要の拡大が期待されます。
株探の特集記事によると、2027年3月期は売上高が2割近く伸び、営業利益は倍増する計画で、株価は2026年6月に上場来高値の2,580円をつけました。業績の回復局面と、フィジカルAIという国策テーマが重なっている点が魅力です。ロボット関連の部品メーカーはTHKやナブテスコなど大型株が中心ですが、時価総額が相対的に小さい同社は、業績拡大に対する株価の感応度が高い銘柄といえます。
5. ABEJA(5574)|企業のAI活用を支える老舗AIベンチャー
ABEJAは、企業向けにAIの導入・運用を支援する「ABEJA Platform」を展開する、2012年創業の老舗AIベンチャーです。NTT東日本などとロボット基盤モデルの評価にも取り組んでおり、ソフトウェアの面からフィジカルAIに関わる銘柄でもあります。
2026年7月に公表された決算短信によると、2026年8月期第3四半期累計の売上高は33.6億円(前年同期比25.1%増)、営業利益は5.6億円(同41.9%増)でした。通期では売上高45.5億円(前期比26.9%増)、営業利益7.1億円(同59.2%増)を予想しています。売上・利益ともに高い成長を続ける黒字のAI企業であり、グロース市場では貴重な存在です。
時価総額が小さく、AI関連の物色が中小型株に広がる局面では資金が向かいやすい銘柄です。一方で株価は6月に年初来安値をつけるなど、市場の評価はまだ業績に追いついていない面もあります。10月に発表される通期決算と来期の見通しが、次の株価の方向を決める重要なポイントになるでしょう。
6. GO(581A)|タクシーアプリ最大手が上場、モビリティDXの中核へ
GOは、タクシー配車アプリ「GO」を中心に、法人向けタクシー利用管理、決済、車内広告、車載端末などを展開するモビリティ企業です。2026年6月16日に東証グロース市場へ上場し、公開価格ベースの時価総額は約1,864億円と、グロース市場では大型の新規上場となりました。
業績は急回復しています。2024年5月期は営業赤字でしたが、2025年5月期は売上高314億円、営業利益27億円と黒字化し、上場時点では2026年5月期に売上高408億円、営業利益70億円の計画を掲げていました。アプリの利用拡大に伴って広告や決済などの収益が積み上がる、プラットフォーム型のビジネスモデルです。
すでに一定の規模がある企業のため、10倍は簡単ではありません。それでも、Vol.1で紹介したティアフォーのような自動運転技術と組み合わさり、将来の「ロボタクシー」の配車基盤を握ることができれば、事業価値が大きく変わる可能性があります。ライドシェアなど規制の動向も含め、中長期で注目したい銘柄です。
7. クオリプス(4894)|iPS細胞由来製品で世界初の承認へ
クオリプスは、大阪大学発の再生医療ベンチャーで、iPS細胞から作った心筋細胞シートの実用化に取り組んでいます。株探の記事によると、2026年2月19日、薬事審議会の部会が同社のヒト(同種)iPS細胞由来心筋細胞シート「リハート」について、7年間の条件・期限付き承認を了承しました。iPS細胞由来の再生医療等製品としては世界初の事例とされています。
承認の発表時には、期待で先回りしていた買いの利益確定が出て、いわゆる「材料出尽くし」となりました。しかし、承認はゴールではなくスタートです。今後は実際の販売開始、保険適用、使用症例の積み上げを通じて売上が上がっていく段階に入ります。重症心不全という大きな市場を対象とする製品であり、普及が進めば業績は一変する可能性があります。
バイオ株は、臨床データや販売の立ち上がりが想定を下回ると株価が大きく下落するリスクがあります。また、条件付き承認は期限内に有効性を改めて確認する必要があります。投資する場合は少額に抑え、四半期ごとの販売状況を丁寧に確認していく姿勢が欠かせません。
8. カバー(5253)|「ホロライブ」で世界に広がる日本発IP
カバーは、VTuber(バーチャルYouTuber)事務所「ホロライブプロダクション」を運営する企業です。配信やライブイベントだけでなく、グッズやライセンスなど、キャラクターIPを軸にした多面的な収益モデルを築いており、海外ファンの比率が高いのも特徴です。
ゲームビズの報道によると、同社は2026年9月24日、2027年3月期第2四半期累計(4〜9月)の業績予想を上方修正しました。売上高は222.7億円で据え置いたものの、営業利益は19.3億円から35億円へと81.3%引き上げています。ライセンス領域が計画を上回ったことが要因とされます。ただし、売上高が据え置かれたことが嫌気され、翌日の株価は9%近く下落しました。
利益率の高いライセンス収入が伸びていることは、IPビジネスとしての価値が高まっている証拠です。アニメや漫画と同様に、日本発のキャラクターIPは政府も海外展開を後押ししています。一方、人気タレントの卒業や不祥事など、人に依存するビジネス特有のリスクがある点は理解しておきましょう。
あわせて注目したい銘柄
✓ 東洋炭素(5310):核融合炉の壁面に使う高純度等方性黒鉛で世界シェア首位とされる素材メーカー
✓ ヘリオス(4593):iPS細胞を使ったがん免疫療法などを手がける再生医療ベンチャー
✓ ヒーハイスト(6433):直動ベアリングの小型メーカーで、THKの主要な取引先
テンバガー候補を自分で絞り込むスクリーニング条件
紹介した銘柄以外にも、テンバガー候補は数多く存在します。自分で候補を探すときは、証券会社のスクリーニング機能を使って条件を設定するのが効率的です。参考になるのが、SBI証券が「2026年のテンバガー候補銘柄」を選ぶ際に用いた条件です。
| 項目 | 条件の例 | 狙い |
| 市場 | 東証グロース市場 | 成長余地の大きい企業に絞る |
| 時価総額 | 100億円以上 | 極端に小さく流動性の低い銘柄を除く |
| 出来高 | 25日平均で2万株以上 | 売買しやすさを確保する |
| 前期経常利益 | 1億円以上 | 黒字企業に絞る |
| 今期会社予想 | 増収かつ増益率20〜100% | 無理のない高成長を確認する |
| PEGレシオ | 2倍以下 | 成長率に比べて割高すぎないか確認する |
PEGレシオとは、PER(株価収益率)を利益成長率で割った指標で、1倍前後なら成長に対して割安、2倍を大きく超えると割高とみなされることが多い指標です。テンバガー候補は人気化するとPERが高くなりがちなので、成長率とセットで評価することが大切です。
この条件で絞り込んだ後は、決算説明資料を読み、「なぜ利益が伸びているのか」「その理由は数年続くのか」を自分の言葉で説明できるか確認しましょう。説明できない銘柄は、株価が下がったときに不安になって手放してしまいがちです。
攻めと守りで考えるテンバガー候補の組み合わせ例
テンバガー候補にすべての資金を集中させるのは危険です。Vol.1とVol.2の銘柄を、値動きの大きさや業績の安定度によって3つのグループに分け、組み合わせて保有する考え方を紹介します。
| タイプ | 特徴 | 銘柄例(Vol.1・Vol.2) |
| 守り(黒字・中型) | 業績が安定し、下落局面でも比較的持ちやすい | santec HD、日本トムソン、日本マイクロニクス、フィックスターズ |
| 中間(黒字・小型〜新興) | 利益成長が続き、テーマ性も強い | ABEJA、助川電気工業、日本ギア工業、カバー、GO |
| 攻め(先行投資・テーマ株) | 成功すれば上昇余地は最大だが、値動きも最大 | クオリプス、アストロスケールHD、QPS、テラドローン、ティアフォー |
たとえば、テンバガー候補に充てる資金のうち半分程度を「守り」、3割程度を「中間」、残りを「攻め」に配分すれば、攻めの銘柄が大きく下落しても全体への影響を抑えられます。配分はあくまで一例であり、ご自身の年齢や資産状況、リスク許容度に合わせて調整してください。
失敗しないための3つの鉄則
✓ 分散:1銘柄に集中せず、テーマもタイプも分けて保有する
✓ 少額:NISAの成長投資枠や単元未満株を活用し、まずは少額から始める
✓ 検証:四半期ごとの決算で「買った理由」が崩れていないかを必ず確認する
テンバガー投資で注意すべきリスク
- テーマの失速
核融合や再生医療は実用化・普及までに長い時間がかかり、期待先行で上昇した株価が長期間低迷することがあります。 - 材料出尽くし
承認や上方修正などの好材料が出た直後に、利益確定売りで株価が下落するケースは珍しくありません。 - 流動性リスク
スタンダード市場の小型株は出来高が少なく、希望する価格で売買できない場合があります。 - 新規上場株のロックアップ解除
上場後一定期間が過ぎると、既存株主の売却により需給が悪化することがあります。 - 金利・為替の変動
日銀の利上げや円高は、成長株の評価や輸出企業の業績に影響を与える可能性があります。
よくある質問(FAQ)
Q. Vol.1とVol.2の銘柄は何が違いますか?
A. Vol.1はAIデータセンターや宇宙など、2026年にすでに大きな注目を集めたテーマが中心でした。Vol.2は光電融合、核融合・原子力、フィジカルAI、再生医療、日本発IPなど、「次に資金が向かいやすい周辺テーマ」と、黒字で成長している中小型株を重視して選んでいます。
Q. 核融合関連株は今から買っても間に合いますか?
A. 核融合発電の実用化は2030年代以降とみられ、テーマとしてはまだ初期段階です。ただし、関連株はニュースで急騰・急落しやすいため、一度に買わず時間を分けて購入し、本業の業績が安定している企業を選ぶことが重要です。
Q. フィジカルAI関連株とはどんな銘柄ですか?
A. AIを搭載したロボットや機械に使われる部品・ソフトウェアを手がける企業です。ロボットの関節に使われる直動部品や減速機、センサーのメーカー、ロボットを動かすAIソフトの開発企業などが該当します。本記事では日本トムソンとABEJAを紹介しました。
Q. 上場したばかりの銘柄はテンバガー候補として狙い目ですか?
A. 新規上場株は成長企業が多く、Vol.1で紹介したキオクシアのように上場後に大きく上昇する例もあります。一方で、上場直後は値動きが不安定で、ロックアップ解除による売り圧力もあります。上場後に最初の決算を何回か確認してから投資するのも一つの方法です。
Q. テンバガー候補の株はいつ売ればよいですか?
A. 「株価が何倍になったか」ではなく、「買った理由が崩れたかどうか」で判断するのが基本です。業績の成長が鈍化した、テーマの前提が変わったといった場合は売却を検討します。逆に成長が続いている限りは、目先の値動きで手放さないことがテンバガーをつかむコツです。
まとめ:Vol.1と組み合わせて「テーマ分散」でテンバガーを狙う
Vol.2では、光電融合のsantec HD、核融合・原子力の助川電気工業と日本ギア工業、フィジカルAIの日本トムソン、AIソフトのABEJA、モビリティのGO、再生医療のクオリプス、日本発IPのカバーという8銘柄を紹介しました。いずれも、AI相場の「次」を担う可能性があるテーマに属し、多くは利益成長の裏付けを持つ企業です。
Vol.1のAIインフラ・宇宙・防衛銘柄と組み合わせれば、テーマを分散しながら次の10倍株を狙うことができます。大切なのは、候補の中から一つの「当たり」を引けばよいという発想で、分散・少額・長期の鉄則を守ることです。2027年に向けて、決算や開示を確認しながら、自分なりの根拠を持って銘柄と向き合っていきましょう。
免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。 投資判断は自己責任で行ってください。 株式投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性があります。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断で行ってください。
記載の株価・業績・原油価格等のデータは2026年10月時点で公表されている情報に基づくものであり、その後の状況変化により内容が実際と異なる場合があります。





















